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NBA

マリオン、LJ、ライダー…曲者揃いの人材が集うUNLVの歴代ベストメンバーを選定<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.12.04

ジョンソン(右)、マリオン(左)ら個性的なプレーヤーを輩出したUNLVのベストメンバーを選定。(C)Getty Images

ジョンソン(右)、マリオン(左)ら個性的なプレーヤーを輩出したUNLVのベストメンバーを選定。(C)Getty Images

 1910年に創設され、NBA(1946年)より古い歴史を持つNCAA(全米大学体育協会)は、プロを目指す若手選手たちにとってNBA入りの“王道ルート”であり、時代を問わず何人ものスーパースターをNBAに送り出してきた。

 では、カレッジとNBAで実績を残した選手を対象に、大学別に最強メンバーを選出した場合、どんな顔ぶれになるのか。『THE DIGEST』では、双方に精通する識者に依頼し、各大学のベストメンバーを選んでもらった。

 今回は1990年に全米制覇を果たした古豪UNLV(ネバダ大ラスベガス校)編をお届け。NBAでスーパースターと呼べるほどの人材はいないが、知る人ぞ知る曲者揃いの布陣が出来上がった。
 
【ポイントガード】
レジー・セウス

1957年10月13日生。201cm・86kg
カレッジ成績:91試合、平均12.9点、4.3リバウンド、4.4アシスト
NBA成績:1026試合、平均18.5点、3.3リバウンド、6.3アシスト

 UNLV出身者で最高のプレーメーカーにして、最強のスコアラー。それまで無名だった同校が強豪へのし上がるきっかけを作った選手で、2年時の77年には全米3位に貢献。78年のドラフト9位でシカゴ・ブルズに入団すると、シュートレンジの広さと多彩なムーブで、2年目には平均20点を超え、81、83年の2度オールスターにも出場した。

 本質的には「PGもこなせるSG」だったが、次第に他の選手を生かす技術が向上。83-84シーズン途中からカンザスシティ(現サクラメント)・キングスへ移籍すると、85-86シーズンにはリーグ3位の平均9.6アシストを記録し、通算6453アシストは引退時点で歴代10位であった。

 また、ブルズの後輩マイケル・ジョーダンが嫌っていた選手としても知られる。「自己中心的で、レフェリーに文句ばかり言っているヤツだから」とジョーダンは言っていたが、本当の理由はセウスが妻ファニータの“元カレ”だったため。今ではそのような確執を水に流し、友人同士となっているようだ。
 
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