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NBA

昨季ファイナル後は「泣き崩れていた」。苦境を乗り越えたテイタムがクリスマスゲームで41得点と大爆発!<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.26

 ただ、同じプレーオフであっても、カンファレンス・ファイナルまでの3シリーズとファイナルの舞台はまったくの別物。初めての経験ということもあり、エースのテイタムには疲労が蓄積していた。

 その結果、シリーズ第5戦の最終クォーターには2度のエアボールを放つなど、試合終盤になるにつれて精彩を欠き、第6戦ではフィールドゴール成功率33.3%(6/18)の計13得点。この時のことをテイタムは「(第6戦は)休んでいるのかと思った。それにひどいプレーだったんだ。僕には勢いがなかったし、息も荒かった」と振り返った。
 
 頂上決戦に敗れたあと、テイタムは家族やチームメイトたち、彼のキャリアをNBA入りから見守ってきたブラッド・スティーブンズGM(ゼネラルマネージャー)兼バスケットボール運営部代表から励まされたこともあり、徐々に回復していったという。

 苦境を乗り越え、一回りも二回りも成長したプレーを見せているテイタム。昨季届かなかったチャンピオンリングを、今季こそ手にすることができるか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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