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【NBA新シーズン展望・イースト編】トップ争いはキャブズとニックス!3番手グループは熾烈な様相<DUNKSHOOT>

出野哲也

2025.10.11

 ハリバートン、ターナーを失ったペイサーズは、彼らの代わりになるような選手を補強できておらず、苦戦は必至。パスカル・シアカムを中心に、躍進の原動力となった全員バスケットボールを展開して、どこまでプレーオフ争いに食いついていけるか。

 セルティックスも同様で、テイタムを欠くだけでなく、年俸総額の削減を目的としてポルジンギスとドリュー・ホリデーを放出した時点で、プレーオフを目指すのは放棄したようなものだ。NBA公式サイトのパワーランキングでもカンファレンス12位の低評価になっているが、それでも構わないと思っているはず。今季はテイタムが戻ってくる来季に再上昇をかけるための準備期間と考えているのだろう。

 ラプターズも下馬評はあまり高くない。昨季は30勝しかできなかったのだからそれも仕方ないが、決して悪くないメンバーが揃っている。昨季加入後は1試合も出られなかったブランドン・イングラムが本来の実力を発揮できれば、リーグ下位にとどまった得点力も改善されるはずだ。
 
 残りの4チームは、プレーオフ争いに加われる確率は低いと言わざるを得ない。この1年でデマー・デローザンとザック・ラビーンを放出し、血の入れ替えを図っている最中のブルズは、若手が中心の布陣。ただ、こうした状況はロスター入りを目指す河村勇輝にとっては望ましいかもしれない。

 浮上の兆しが見えないホーネッツは、ドラフト4位で入団したコン・カニップルが救世主的な活躍を演じない限り、例年と同じような位置に落ち着きそうだ。ウィザーズは昨季、リーグワーストの得失点差-12.1を記録。新人のトレイ・ジョンソン、ロケッツから加入のキャム・ウィットモアのように楽しみな若手はいるとはいえ、低迷を打破するには時間がかかるのではないか。

 そのウィザーズをも下回るかもしれないのがネッツ。ドラフト1巡目で5人を指名するなど、完全に再建モードに入っていて、今季の勝敗は眼中にないような体制だ。

文●出野哲也

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