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NBA

知名度と実力を備えた“エースナンバー”32番。マジック、ウォルトン、マローンらビッグネームが名を連ねる【NBA背番号外伝】

出野哲也

2020.03.06

現役ではタウンズ(右)が着用。グリフィン(左)はクリッパーズ時代に32番を背負っていた。(C)Getty Images

現役ではタウンズ(右)が着用。グリフィン(左)はクリッパーズ時代に32番を背負っていた。(C)Getty Images

 現役ではブレイク・グリフィン(ピストンズ)がロサンゼルス・クリッパーズ時代にこの番号を着用。大学時代は23番だったが、クリッパーズではマーカス・キャンビーが着けていたため数字を入れ替えた。ピストンズにトレードされた際は前述の通りハミルトンの欠番だったので、昔の番号に復帰。兄のテイラーも8試合だけサンズでプレー経験があり、32番を着けていた。

 センターでは、ペイサーズなどでプレーしたハーブ・ウィリアムズが19年間ずっと32番。シカゴ・ブルズ黄金時代の“応援団長”ウィル・パデューやジョン・コンカックのように“大きいだけが取り柄”の白人ビッグマンもいたが、現役最高の32番であるカール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)は正反対のプレースタイルで、まさに新世代のセンターと言える。
 
 変わったところでは、1970年代には極めて珍しかった高卒選手のビル・ウィロビー(元ホークスほか)、1993、95年のスラムダンク・コンテストで優勝しながら、わずか4年でリーグを去ったハロルド・マイナー(元ヒートほか)も32番。インド系で最初のNBA選手となった身長226cmのシム・ブラー(国籍はカナダ)は、2015年にキングスの32番として3試合だけ出場している。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2014年7月号掲載原稿に加筆・修正。

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