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NBA

米バスケ界の名門、デューク大の“歴代ベストメンバー”を選定!意外にもスターは少なく、“渋い”陣容に?<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.04.15

【パワーフォワード】
カルロス・ブーザー

1981年11月20日生。206cm・117kg
カレッジ成績:101試合、平均14.9点、7.2リバウンド、1.1アシスト
NBA成績:861試合、平均16.2点、9.5リバウンド、2.2アシスト

 将来的には、ケガさえなければザイオン・ウィリアムソン(ニューオリンズ・ペリカンズ)が最高のPFとなりそう。また大学時代の活躍は、1991、92年連覇時のエースだったクリスチャン・レイトナーが一番だが、NBAでの実績はブーザーが上回る。在学時も2001年に全国制覇、3年間の通算FG成功率63.1%はアトランティック・コースト・カンファレンスの最高記録だったが、02年のドラフトでは2巡目35位という意外な低評価でキャバリアーズ入りした。

 初年度にオールルーキー2ndチームに選ばれると、ユタ・ジャズ移籍後の07、08年は2年連続でオールスター出場。04年アテネ、08年北京とオリンピックにも2大会続けて参加した。キャリア平均9.5リバウンドは、デューク出身者でナンバーワン。だが、キャブズに残留すると約束しておきながら好条件につられてジャズと契約したり、コート上でもシュートが外れそうになると妙な叫び声を発するなど、どこか信用できない部分のある選手でもあった。
 
【センター】
エルトン・ブランド

1979年3月11日生。206cm・115kg
カレッジ成績:60試合、平均16.2点、8.9リバウンド、0.9アシスト
NBA成績:1058試合、平均15.9点、8.5リバウンド、2.1アシスト

 本職はPFだが、体格の良さを生かしてセンターに入ることも多く、NBAでの通算1828ブロックはデュークOBでは断然1位。2番目に多いマイク・ジミンスキー(989本)の2倍近い数字だ。大学2年時の99年にカレッジ最高の栄誉であるウッデン賞に選ばれる活躍を演じ、同年のドラフトではデューク大初のアーリーエントリー、そして36年ぶりとなる全体1位指名でシカゴ・ブルズに入団した。

 平均20.1点、10.0リバウンドの好成績で新人王に選ばれ、マイケル・ジョーダン引退後のブルズ再建の柱と目されていたが、2年目のオフに突然ロサンゼルス・クリッパーズへトレード。新天地でも4年連続で20点以上を稼ぐなど堅実な働きを見せ、2002、06年の2度オールスターに出場した。8年目までは全シーズンで平均18点&9リバウンド以上を記録していたが、07年にアキレス腱を断裂してからは下り坂に。デューク出身者らしく、真面目で献身的なプレーも高く評価され、現在はフィラデルフィア・セブンティシクサーズのGMを務めている。
 
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