ここ数年のトレンドとして、多くのチームが中長期的な展望の下に、コーチ陣や中核となる選手を採用する流れがある。その理由は、優秀なビジネスマンとして成功を収めた各球団の人事権を握るオーナーたちが、口を揃えて「チームにはカルチャーが必要で、そのブランディングをするには8年から10年はかかる」と話すからだ。
実際に、ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバン氏も「組織の核となるHCや主力選手にはできれば長く在籍してもらい、チームの歴史に名を刻む存在になってほしい」と語っている。
一方で、大半の球団はすでに独自の色を強く持っており、コーチや主力選手を変えて元々のチームカラーを変えるのは至難の業だ、という見方もある。コーチや選手を短期間に何度も入れ替えるも、成功の兆しすら見えないニューヨーク・ニックスがその代表例だろう。
チームの指針を決定づけるHCとスター選手。その彼らが時を重ね、球団の色をより濃いものにしていけるかどうかが、成功へと至る大きなカギなのだ。
文●北舘洋一郎
【名場面PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、コビー81得点、カーターの豪快ダンク……1999-2019 NBA名場面集
実際に、ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバン氏も「組織の核となるHCや主力選手にはできれば長く在籍してもらい、チームの歴史に名を刻む存在になってほしい」と語っている。
一方で、大半の球団はすでに独自の色を強く持っており、コーチや主力選手を変えて元々のチームカラーを変えるのは至難の業だ、という見方もある。コーチや選手を短期間に何度も入れ替えるも、成功の兆しすら見えないニューヨーク・ニックスがその代表例だろう。
チームの指針を決定づけるHCとスター選手。その彼らが時を重ね、球団の色をより濃いものにしていけるかどうかが、成功へと至る大きなカギなのだ。
文●北舘洋一郎
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