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NBA

ヘッドコーチの最も重要な仕事とは?名将・名手たちが語った“勝てる指揮官“の条件

北舘洋一郎

2020.04.14

マブズのキューバン氏をはじめ、オーナーたちは「コーチと選手が長い時間をかけてカルチャーを築く必要がある」と口を揃える。(C)Getty Images

マブズのキューバン氏をはじめ、オーナーたちは「コーチと選手が長い時間をかけてカルチャーを築く必要がある」と口を揃える。(C)Getty Images

 ここ数年のトレンドとして、多くのチームが中長期的な展望の下に、コーチ陣や中核となる選手を採用する流れがある。その理由は、優秀なビジネスマンとして成功を収めた各球団の人事権を握るオーナーたちが、口を揃えて「チームにはカルチャーが必要で、そのブランディングをするには8年から10年はかかる」と話すからだ。

 実際に、ダラス・マーベリックスのオーナー、マーク・キューバン氏も「組織の核となるHCや主力選手にはできれば長く在籍してもらい、チームの歴史に名を刻む存在になってほしい」と語っている。
 
 一方で、大半の球団はすでに独自の色を強く持っており、コーチや主力選手を変えて元々のチームカラーを変えるのは至難の業だ、という見方もある。コーチや選手を短期間に何度も入れ替えるも、成功の兆しすら見えないニューヨーク・ニックスがその代表例だろう。

 チームの指針を決定づけるHCとスター選手。その彼らが時を重ね、球団の色をより濃いものにしていけるかどうかが、成功へと至る大きなカギなのだ。

文●北舘洋一郎

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