マックダイス、スタックハウス、ウォーレスの3人は、それぞれ独自のスタイルを確立し、オールスターにも繰り返し選出され、NBAに確固たる爪痕を残した。特にウォーレスは、リーグきってのやんちゃ坊主として名を馳せ、〝歩くテクニカルファウル〞と称されるほどだった。
感情をコントロールできず、キャリア通算317個のテクニカルファウルはNBA歴代3位。審判に悪態をつきまくる傍若無人な姿に一部の人々は眉をひそめたものの、感情むき出しのまるで悪ガキのような様は見ていて憎めない部分もあり、多くのファンを獲得した。
冒頭で述べた、NBAで15年以上プレーした1995年組の選手は次の通り。KG(21年)、スタックハウス、カート・トーマス(18年)、ウォーレス、ジョー・スミス、ティオ・ラトリフ(16年)、マックダイス、マイケル・フィンリー(15年)。
この年のドラフト組で、NBA入りを果たした計50人の平均キャリア年数は7.5年。前出の『USA TODAY』のデータ(4.8年)に比べれば、だいぶ長いほうだろう。その記事には他のメジャープロリーグの年数や収入に関するデータも載っており、多少古い数字ではあるが、比較するとなかなか興味深い。
・NBA(バスケ)平均サラリー:515万ドル/年×平均キャリア年数:4.8年=生涯賃金:2470万ドル
・MLB(野球)平均サラリー:320万ドル/年×平均キャリア年数:5.6年=生涯賃金:1790万ドル
・NHL(アイスホッケー)平均サラリー:240万ドル/年×平均キャリア年数:5.5年=生涯賃金:1320万ドル
・NFL(アメフト)平均サラリー:190万ドル/年×平均キャリア年数:3.5年=生涯賃金:670万ドル
・MLS(サッカー)平均サラリー:16万ドル/年×平均キャリア年数:3.2年=生涯賃金:50万ドル
参考までに、北米で最も人気のあるプロスポーツといえば、これはもうダントツでアメフトだ。ギャラップ社が2017年に行なったアンケート調査によると、好きなプロスポーツの1位がアメフトで37%、2位バスケ11%、3位野球9%、以下サッカー、アイスホッケーと続いている。
文●大井成義
※『ダンクシュート』2016年3月号掲載原稿に加筆・修正。
感情をコントロールできず、キャリア通算317個のテクニカルファウルはNBA歴代3位。審判に悪態をつきまくる傍若無人な姿に一部の人々は眉をひそめたものの、感情むき出しのまるで悪ガキのような様は見ていて憎めない部分もあり、多くのファンを獲得した。
冒頭で述べた、NBAで15年以上プレーした1995年組の選手は次の通り。KG(21年)、スタックハウス、カート・トーマス(18年)、ウォーレス、ジョー・スミス、ティオ・ラトリフ(16年)、マックダイス、マイケル・フィンリー(15年)。
この年のドラフト組で、NBA入りを果たした計50人の平均キャリア年数は7.5年。前出の『USA TODAY』のデータ(4.8年)に比べれば、だいぶ長いほうだろう。その記事には他のメジャープロリーグの年数や収入に関するデータも載っており、多少古い数字ではあるが、比較するとなかなか興味深い。
・NBA(バスケ)平均サラリー:515万ドル/年×平均キャリア年数:4.8年=生涯賃金:2470万ドル
・MLB(野球)平均サラリー:320万ドル/年×平均キャリア年数:5.6年=生涯賃金:1790万ドル
・NHL(アイスホッケー)平均サラリー:240万ドル/年×平均キャリア年数:5.5年=生涯賃金:1320万ドル
・NFL(アメフト)平均サラリー:190万ドル/年×平均キャリア年数:3.5年=生涯賃金:670万ドル
・MLS(サッカー)平均サラリー:16万ドル/年×平均キャリア年数:3.2年=生涯賃金:50万ドル
参考までに、北米で最も人気のあるプロスポーツといえば、これはもうダントツでアメフトだ。ギャラップ社が2017年に行なったアンケート調査によると、好きなプロスポーツの1位がアメフトで37%、2位バスケ11%、3位野球9%、以下サッカー、アイスホッケーと続いている。
文●大井成義
※『ダンクシュート』2016年3月号掲載原稿に加筆・修正。
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