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NBA

NBA新記録を打ち立てた2人のティーンエイジャー。マレドンとポクシェフスキーはサンダーの未来を担えるか<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2021.04.12

 その指揮官の期待やチームメイトのサポートを、ポク自身も実感しているようで、「選手たちは、いつも僕に声をかけてくれて、僕のことを信じている、ということを示してくれるんだ。それだけで僕にとっては十分すぎるモチベーションになる。一生懸命努力して、できる限り最高のプレーをしたい」と話している。

 ふてぶてしさも感じるほど堂々としている彼は、プレー面でも、ターンオーバーしたら即座に奪い返してダンクでお返しする、といった、負けん気の強さを見せている。「今できないからといって、この先もできないわけじゃない。ベストなプレーをするだけじゃなく、ハードにプレーする、というところも見せていきたい。そして、自分はベストプレーヤーになれる選手だということを証明したいんだ」といった勝ち気な発言も、頼もしい限りだ。
 
 213cm、86kgと身体の線は細く、体当たりされてターンオーバー、というシーンもたびたび見られる。しかし、221cmのウィングスパンを生かしたダイナミックなプレーは、すでにNBAでも随所で披露。彼が世界的に注目されるきっかけとなった2018年のU17世界選手権での平均3ブロック、さらに翌年のU18欧州選手権でも平均4ブロックと脅威的な数字を叩き出した際のように、自分の持ち味を思い切って出せるようになってきている。

 再建期にあるチームでキャリアをスタートさせた欧州出身のルーキー2人が、今後どう成長していくのか。サンダーの今後ともども、楽しみに見守りたい。

文●小川由紀子

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