3位:メンフィス・グリズリーズ
次いで運に見放されているのがグリズリーズ。1996、97、99、2007年とリーグ最下位の成績を記録したが、最初の2年はエクスパンションの規約で1位指名権を取得できず、2007年はロッタリーで順位を大きく落としている。各年の目玉選手は、順にアレン・アイバーソン、ティム・ダンカン、エルトン・ブランド、ケビン・デュラントと、まさしく逸材揃いだった。
また、ナゲッツと同様に2003年のレブロン争奪戦では地獄を見ている。獲得率6番手の位置から奇跡的にジャンプアップを果たし、最後の2チームに残るも、夢は砕け散る。チーム代表として参加していたジェリー・ウエストGMの、本気で引きつった顔が忘れられない。
◇ ◇ ◇
近年、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのようにタンキングで上位指名権獲得を狙うチームが再び目立ち始めている。これを禁じるため、NBAは2019年のドラフトから、ロッタリーによる1位指名権獲得率に変更を加えることになった。これまでリーグ最下位からワースト3位までのチームには、それぞれ25%、19.9%、15.6%の確率が与えられていたが、14%に統一。ワースト4位のチームの確率も12.5%とほとんど差がなくなる。この改革により、ロッタリー時の悲喜劇は緩和されるのか、それとも……。
文●大井成義
※『ダンクシュート』2018年3月号掲載原稿に加筆・修正
【PHOTO】NBA最強の選手は誰だ?識者8人が選んだ21世紀の「ベストプレーヤートップ10」を厳選ショットで紹介!
次いで運に見放されているのがグリズリーズ。1996、97、99、2007年とリーグ最下位の成績を記録したが、最初の2年はエクスパンションの規約で1位指名権を取得できず、2007年はロッタリーで順位を大きく落としている。各年の目玉選手は、順にアレン・アイバーソン、ティム・ダンカン、エルトン・ブランド、ケビン・デュラントと、まさしく逸材揃いだった。
また、ナゲッツと同様に2003年のレブロン争奪戦では地獄を見ている。獲得率6番手の位置から奇跡的にジャンプアップを果たし、最後の2チームに残るも、夢は砕け散る。チーム代表として参加していたジェリー・ウエストGMの、本気で引きつった顔が忘れられない。
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近年、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのようにタンキングで上位指名権獲得を狙うチームが再び目立ち始めている。これを禁じるため、NBAは2019年のドラフトから、ロッタリーによる1位指名権獲得率に変更を加えることになった。これまでリーグ最下位からワースト3位までのチームには、それぞれ25%、19.9%、15.6%の確率が与えられていたが、14%に統一。ワースト4位のチームの確率も12.5%とほとんど差がなくなる。この改革により、ロッタリー時の悲喜劇は緩和されるのか、それとも……。
文●大井成義
※『ダンクシュート』2018年3月号掲載原稿に加筆・修正
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