2025-26シーズンのラ・リーガは今週末に開幕し、20チームが来年の５月まで、熾烈な戦いをスペイン全土で展開する。

　タイトルの行方としては、王者バルセロナが連覇を果たすのか、それをシャビ・アロンソ体制１年目のレアル・マドリーが阻むのか、あるいはこの「２強」にアトレティコ・マドリーなどの「第２グループ」が絡んでくるのかが大きな注目点になる。

　現地メディアはそれぞれ、独自の指標で優勝チーム予想などを行なっているが、データ専門メディア「Opta Analyst」はスーパーコンピューターによって、各チームの１～20位までの順位確率を算出。優勝の確率は以下のように弾き出された（数値が表記されたクラブのみ）。
  ◆ラ・リーガ「優勝の確率」
バルセロナ　46.5％
レアル・マドリー　32.1％
アトレティコ・マドリー　11.7％
ビジャレアル　3.7％
アスレティック・ビルバオ　2.9％
ベティス　0.9％
オサスナ　0.5％
セルタ　0.4％
レアル・ソシエダ　0.4％
バレンシア　0.2％
アラベス　0.2％
ラージョ・バジェカーノ　0.1％
マジョルカ　0.1％

　バルサ、マドリーと３番手アトレティコの差、さらに４番手ビジャレアル以下の数値を見ると、「２強」の牙城を他のチームが崩すのがいかに困難かが窺い知れる。バルサとマドリーの間でも14.4％の差がついているが、両クラブの順位ごとの確率を見ると、いずれも１位になる確率が最も高い。優勝候補としての差はほぼないと言っていいだろう。

　他クラブの最も確率の高かった順位は、アトレティコが「３位」で21.2％、ビジャレアルとアスレティックはいずれも「４位」で前者が13.8％、後者が13.2％だった。久保建英所属のソシエダは「９位」が7.3％で最も高く、同順位ではセルタが同じく7.3％、オサスナが7.4％となっている。なお、最下位の確率が最も高いのは13.1％のエルチェとなった。