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「違いをもたらせる」レンタル加入の中島翔哉にアル・アイン指揮官は期待!ポルト現地紙も「価値を示す良い機会」

THE DIGEST編集部

2021.01.17

ペドロ・エマヌエル監督は、中島の加入を「最も嬉しいニュースのひとつだ」と語った。(C)Getty Images

 1月16日(現地時間)、ポルトの中島翔哉がUAEのアル・アインに加入することが、正式に発表された。カタールのアル・ドゥハイルに半年間だけ在籍した2019年以来の中東でのプレーとなる。

 背番号「22」を与えられることになった26歳のアタッカーとアル・アインとの契約は、今季終了までのレンタルという形式ではあるが、4000万ユーロ(約50億円)の買い取りオプションが付いているという。

 アル・アインはUAE第2の規模を誇る同名の都市の強豪クラブで、国内リーグ優勝13回は最多であり、2003年にはAFCチャンピオンズリーグを制覇、また18年には開催国枠でクラブワールドカップに出場し、決勝進出を果たしている(結果はレアル・マドリーに1-4)。

 17年にサンフレッチェ広島から移籍した塩谷司に次ぐ2人目の日本人選手として、チームカラーである紫のユニホームを身に纏う中島は、クラブの公式サイトを通して「アジアで最高のクラブのひとつでプレーできることをとても嬉しく、誇りに思います」とメッセージを送り、以下のように抱負を語っている。
 
「サッカーでの成功と素晴らしい成果は、常に責任、献身、勤勉、そしてチームへの忠誠心に関連しています。自分は幾つかのクラブでプレーして、たくさんの挑戦を経験しました。そして、サッカーの情熱で困難に打ち勝ってきました」

「これから、空よりも高い野心を持った、大きくて高尚なチームで新たな挑戦に臨みます。チームメイトとともに願いを実現し、クラブに喜びと誇りをもたらしたいと思います」

 これに対し、アル・アインのポルトガル人監督ペドロ・エマヌエルは、「彼を迎えられることは、ここまで忍耐強くシーズンを過ごしている我々にとって、最も嬉しいニュースのひとつだ。中島にはスキルと全てのクオリティーの高さを発揮してエンジョイしながらプレーしてほしい。それが今後の我々に必要なものでもある。彼はチームに、違いをもたらせるだろう」と期待を寄せた。