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日本代表

準決勝敗退の日本に多くの海外メディアはポジティブな反応。スペイン紙は久保&堂安の途中交代にも言及【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.04

久保は鋭い仕掛けで数少ないチャンスを作ったが、ゴールには結びつかなかった。(C)Getty Images

久保は鋭い仕掛けで数少ないチャンスを作ったが、ゴールには結びつかなかった。(C)Getty Images

 8月3日、東京オリンピック・男子サッカーの準決勝が行なわれ、日本は延長戦の末に0-1でスペインに敗れ、メキシコとの3位決定戦に回ることとなった。

 大会前のテストマッチで対戦し、1-1で引き分けたものの、その強さを十分に思い知らされていた相手との一戦は、やはり今回もスペインが主導権を握り、日本は粘り強い守備でこれに対応する。58分のPKは、VARによって取り消されて事なきを得た日本だが、守勢の状態は変わらず、攻撃では幾つかチャンスを作るものの、これを活かすことができない。

 両者スコアレスで2試合連続の延長戦に突入し、後半は日本が攻勢を維持する時間帯もあった。しかし、スペインはこれを切り抜けると、115分、ミケル・オヤルサバルの横パスをペナルティーエリア右側で受けたマルコ・アセンシオが振り向きざまに左足を振り抜き、ゴール左隅に決める。日本は最後の反撃を試みたものの、アディショナルタイム3分を含む残り時間の多くでも、スペインのボールキープを許すこととなった。
 
 初の金メダル獲得の夢が潰えた後、森保一監督は「耐える時間は長かったが、選手たちは本当に粘り強く、攻撃や得点のチャンスを窺いながら、よく戦ってくれたと思う。残念ながら勝利することはできなかったが、次に切り替えてまた準備していきたい」と選手の労をねぎらうとともに、銅メダル獲得への意欲を示した。

 最後まで抵抗を見せた日本について、疲労に苦しみながらも、随所にレベルの高さを見せて2000年シドニー大会以来の決勝進出を果たしたスペインのメディアは、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』が「PK戦が近づき、EURO2020準決勝イタリア戦での敗退が脳裏にちらつき始めたスペインだったが、アセンシオによる一撃が日本を“融解”させた。開催国はこの瞬間に疲れ、完全に消えた」、日刊紙『ABC』は「アセンシオのゴールにより、真面目で野心的な開催国は敗退」と報じている。

 また、後者は日本については「良いコンビプレーを見せる堂安律と久保建英のインスピレーションは、GKウナイ・シモンにプレーしていることを思い出させた」「久保は最もゴールに近づいた」と綴り、延長戦で2人がベンチに下がったことには「フィジカル勝負と守備強化のための驚くべき決定」と正直な感想も綴った。
 

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