史上初の中東開催となったサッカーのワールドカップは連夜のアップセットによって大いに沸いている。
【動画】名手ノイアーの牙城を打ち崩したゴラッソ! ニアを打ち抜いた浅野の逆転弾
現地時間11月23日に行なわれたカタール・ワールドカップのグループE初戦で、日本代表は強敵ドイツ代表と対戦。前半にPKから先手を取られるも、後半に2点を決めて2-1の逆転勝ちを収めた。
序盤から相手の素早いパスワークとゲーゲンプレスを用いた攻勢に押され、完全に主導権を握られた日本。33分にはイルカイ・ギュンドアンのPKで先制点を献上し、ますます押し込まれていった。
そうしたなかで、指揮官の采配が冴えた。ハーフタイムに久保建英に代わって冨安健洋を投入して可変式の3バックを採用。さらに57分に三笘薫、浅野拓磨、71分に堂安律と、出し惜しみせずにカードを切る。
この積極的な采配で一気に流れを掴み返した。日本はやや守勢に回ったドイツを尻目に、75分に堂安が同点ゴールをゲット。さらに83分には相手最終ラインを突破した浅野が名手マヌエル・ノイアーの守るゴールのニアサイドを射抜いて逆転に成功したのである。
日本の逆転劇はアジア勢の粘り強さを世界に知らしめるものとなった。なにせ、前日にはサウジアラビアがアルゼンチンを撃破していたからである。それも、前半にPKで失点しながらも後半に2点をねじ込むという全く同様の展開で、だ。
無論、決して下馬評が高くはなかった国の快進撃には世界が驚いている。そうしたなかで、前日に“大物食い”を果たしたサウジアラビアのメディアも日本のアップセットに賛辞を惜しまなかった。
国内屈指のネットワークを誇る全国紙『Arab News』は、「歴史を変えると意気込んだモリヤスに率いられた日本は明確な目標をもって強敵に立ち向かい、見事に勝利をあげた。ワールドカップ4度の優勝を誇るドイツの撃破は間違いない大勝であり、このカタールで我々に続く番狂わせだ」と絶賛。また、地方紙『Alyaum』は、日本を「アジアの落雷だ」と評し、次のように試合をレポートしている。
「日本は機械的だったドイツを前に、サウジアラビア代表と同様のシナリオでワールドカップに新たな驚きを提供した。完全に試合展開をひっくり返した彼らは、我々のグリーンファルコンズ(サウジアラビア代表の愛称)がアルゼンチンを破った約24時間後に、アジア勢の足跡をたどる形で、驚くべき勝利をやってのけたのである」
カタールを舞台に歴史的な勝利を挙げた森保ジャパン。この勢いで現地時間11月27日のコスタリカ戦でも勝点3を掴めるか。その戦いは実に興味深いものになりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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そうしたなかで、指揮官の采配が冴えた。ハーフタイムに久保建英に代わって冨安健洋を投入して可変式の3バックを採用。さらに57分に三笘薫、浅野拓磨、71分に堂安律と、出し惜しみせずにカードを切る。
この積極的な采配で一気に流れを掴み返した。日本はやや守勢に回ったドイツを尻目に、75分に堂安が同点ゴールをゲット。さらに83分には相手最終ラインを突破した浅野が名手マヌエル・ノイアーの守るゴールのニアサイドを射抜いて逆転に成功したのである。
日本の逆転劇はアジア勢の粘り強さを世界に知らしめるものとなった。なにせ、前日にはサウジアラビアがアルゼンチンを撃破していたからである。それも、前半にPKで失点しながらも後半に2点をねじ込むという全く同様の展開で、だ。
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