去る12月18日(現地)に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝は、延長戦でも互いに得点を奪い合った3-3でPK戦にまでもつれ込む文字通りの死闘となった。それゆえにアルゼンチンの軍門に下ったフランスの国民たちは、結果に不満を覚えるのかもしれない。
60年ぶりのW杯連覇を目指しながらも破れたフランスで実施されている、“ある抗議活動”が話題となっている。
抗議の狙いは、ずばりカタールでの決勝のやり直しだ。一連の行動について伝えた英紙『Daily Mail』によれば、「レフェリーが2つの間違いを犯した」としてフランスの熱狂的なサポーターたちがオンラインサイト『Mes Opinions』で請願書を作成。すでに21万6497名(24日時点)もの署名を集めているという。
彼らが主張する「レフェリーの2つの間違い」とは、アルゼンチンの得点シーンだ。1つ目は、先制点となったPKの獲得場面で「ウスマン・デンベレに倒されたアンヘル・ディ・マリアのシミュレーションだったのではないか」というのもの。そしてもうひとつは、延長前半にリオネル・メッシが得点を決めた場面で、アルゼンチンのベンチメンバーがオンプレー中にピッチ内に入っていたと指摘するものである。
嘆願書が掲載された『Mes Opinions』では、署名者たちのコメントが確認できるのだが、「主審はアルゼンチン人のように振る舞った」「多くの誤審があった。敗北を受け入れて泣くのは間違っている」というジャッジを批判する意見が殺到。そのほかにも「アルゼンチンは勝者にふさわしくない」とシンプルに南米王者を忌み嫌うものも目立った。
異例という署名活動には『Daily Mail』も驚きを隠さない。「アルゼンチンの勝利に沸いたワールドカップ決勝には多くの人々が、史上最高のショーだと称えていた」と記した同紙は、「だが、敗者となった側の熱狂的なファンたちはそれを受け入れられず、再戦を叩きつけようとしている」と伝えた。
もっとも、この署名活動がどこまで影響をもたらすかは分からない。実際に嘆願書がFIFA(国際サッカー連盟)に提出されたとしても、再戦が認められる可能性は限りなく低いと見るのが妥当だろう。もしも、決勝の仕切り直しが認められた場合には、アルゼンチン側からの猛反発は避けられなさそうだが……。
構成●THE DIGEST編集部
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抗議の狙いは、ずばりカタールでの決勝のやり直しだ。一連の行動について伝えた英紙『Daily Mail』によれば、「レフェリーが2つの間違いを犯した」としてフランスの熱狂的なサポーターたちがオンラインサイト『Mes Opinions』で請願書を作成。すでに21万6497名(24日時点)もの署名を集めているという。
彼らが主張する「レフェリーの2つの間違い」とは、アルゼンチンの得点シーンだ。1つ目は、先制点となったPKの獲得場面で「ウスマン・デンベレに倒されたアンヘル・ディ・マリアのシミュレーションだったのではないか」というのもの。そしてもうひとつは、延長前半にリオネル・メッシが得点を決めた場面で、アルゼンチンのベンチメンバーがオンプレー中にピッチ内に入っていたと指摘するものである。
嘆願書が掲載された『Mes Opinions』では、署名者たちのコメントが確認できるのだが、「主審はアルゼンチン人のように振る舞った」「多くの誤審があった。敗北を受け入れて泣くのは間違っている」というジャッジを批判する意見が殺到。そのほかにも「アルゼンチンは勝者にふさわしくない」とシンプルに南米王者を忌み嫌うものも目立った。
異例という署名活動には『Daily Mail』も驚きを隠さない。「アルゼンチンの勝利に沸いたワールドカップ決勝には多くの人々が、史上最高のショーだと称えていた」と記した同紙は、「だが、敗者となった側の熱狂的なファンたちはそれを受け入れられず、再戦を叩きつけようとしている」と伝えた。
もっとも、この署名活動がどこまで影響をもたらすかは分からない。実際に嘆願書がFIFA(国際サッカー連盟)に提出されたとしても、再戦が認められる可能性は限りなく低いと見るのが妥当だろう。もしも、決勝の仕切り直しが認められた場合には、アルゼンチン側からの猛反発は避けられなさそうだが……。
構成●THE DIGEST編集部
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