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海外サッカー

バイエルンの指揮官電撃交代の裏に、ナーゲルスマン反対派7人の存在があったと地元紙報道! 対立していた主力選手は?

THE DIGEST編集部

2023.03.29

3月24日にバイエルンの指揮官を解任されたナーゲルスマン前監督。後任にはトゥヘル氏が就いた。(C) Getty Images

3月24日にバイエルンの指揮官を解任されたナーゲルスマン前監督。後任にはトゥヘル氏が就いた。(C) Getty Images

 バイエルンは3月24日、ユリアン・ナーゲルスマン監督を解任するとともに、トーマス・トゥヘルを後任に迎えることを発表。同クラブのシーズン中の監督交代は、2019年11月のニコ・コバチ→ハンジ・フリック以来である。
 
 クラブのオリバー・カーンCEOは、「昨季、ドイツ国内で優勝したものの、チームのクオリティーがますます低下していることを実感している。カタール・ワールドカップ後は、成功的で魅力的なサッカーができなくなり、パフォーマンスの激しい乱高下は、今季だけでなく、それ以降においても、我々の目標達成に疑問を生じさせることとなった。それゆえ、我々は今、決断を下した」と、この監督人事の理由を明かしている。

 35歳の若き指揮官であるナーゲルスマンは、バイエルンがRBライプツィヒに2500万ユーロ(約35億円)ともいわれる契約解除金を支払う形で、2021年4月に王者クラブで采配を振るうこととなったが、ブンデスリーガ第7節フランクフルト戦での印象的な初黒星をはじめ、DFBポカール2回戦ではボルシアMGに0-5の大敗を喫し、同チームには2022年のファーストゲームでも敗北、そしてチャンピオンズ・リーグ(CL)ではビジャレアル相手に合計スコア1-2で準々決勝敗退に終わった。

 1年目で自身初のブンデスリーガ制覇を果たすも、オフにはロベルト・レバンドフスキがクラブとともにこの青年監督への不満を明かしてバルセロナへ移籍。迎えた2シーズン目は、リーガで開幕から大量15得点の3連勝という好発進を切るが、4節からは3戦連続引き分けと不安定ぶりを露呈し、年明けのリーガ再開後にも再び3連続ドロー、21節にボルシアMGに敗れてウニオン・ベルリンに勝点で並ばれると、25節にはレバークーゼン戦の敗北でついにドルトムントに首位の座を奪われた。

 ハサン・サリハミジッチSDから「これほど、推進力、メンタリティ、デュエル、自己主張が欠けているのを見たことは珍しい」とチームについて苦言を呈され、去就が微妙になってきたところで、23日にはイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が「バイエルンが解任を正式に決定する会議を予定している」と報じ、間もなく解任が発表された。
 
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