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海外サッカー

バイエルンの指揮官電撃交代の裏に、ナーゲルスマン反対派7人の存在があったと地元紙報道! 対立していた主力選手は?

THE DIGEST編集部

2023.03.29

 このように、在籍期間中のチームは決して安定していたとは言えなかったものの、英国公共放送『BBC』は「バイエルンの監督の中では歴代4位という好成績」と紹介し、この人事を「意外」と結論付けたが、一方で多くのメディアが、ナーゲルスマン監督と選手の間には多くの対立関係が存在したことを伝えている。彼が昨年に離婚し、日刊紙『BILD』の記者を務める女性と交際を始めたこともその一因だという見方も強かった。
 
 その『BILD』紙によれば、対立していた選手は、マヌエル・ノイアー、スベン・ウルライヒ、セルジュ・ニャブリ、リロイ・ザネ、ジャマル・ムシアラ、サディオ・マネで、さらに1月にマンチェスター・シティからレンタルで加入したばかりのジョアン・カンセロも指揮官に不満を抱いていたという。

 ノイアーとウルライヒのGK勢については、バイエルンで10年以上GKコーチを務めていたクロアチア人のトニ・タパロビッチが解雇されたことが原因であるとされている。ノイアーの親友でもあった元コーチについて、ナーゲルスマンは情報が選手側に漏れるなどの理由で、その存在が悩みの種だったといい、一方でクロアチア人コーチも青年監督の指示に従うのが難しいと感じているなど、こちらも相容れない関係だったという。

 一方、ナーゲルスマンを支持する選手も存在し、ヨシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカをはじめ、マタイス・デ・リフト、ダヨ・ウパメカノ、バンジャマン・パヴァールがそうであったと、『BILD』紙は記述。キミッヒは「僕の中ではベスト3に入る監督」と前監督を称賛し、ゴレツカは「このビジネスで、こんなことがすぐに起きるとは、極端だと思う」と無念の気持ちを吐露している。

 すでに、トゥヘル体制下でバイエルンは始動。3シーズン前の監督途中交代は、クラブにリーガ、ポカール、CLの「三冠」をもたらしたが、果たして今回の荒療治はいかなる結末に結びつくのだろうか。そして、突如監督の座を追われた青年監督には早くも多くの新天地候補が噂として挙がっているが、バイエルンとの因縁の対決がいつ実現するかも興味深い。

構成●THE DIGEST編集部
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