大学スポーツ界全体の環境改善への第一歩として、中央大学ではサッカー部とバスケットボール部が一般社団法人を立ち上げた。
既存の組織形態だと部費や大学からの補助金が運営費として活用されることになるが、予算規模自体がそこまで多くはなく、なおかつ利用使途に様々な制限がかかるというのが現状だ。ただそれでは選手に対してのサポートが不十分なだけではなく、それこそ健康問題にも繋がりかねないと警鐘も鳴らされている。
そんな現状打破へのきっかけとして中央大学サッカー部とバスケットボール部では、22年3月に一般社団法人化するのと同時に企業協賛を受け入れると、好意的な反応が続いた。法人化したことで寄付金としてではなく、広告費としてスポンサー費を出すことができるのは企業にとっても大きなメリットとなる。23年バスケ部が600万円強の、サッカー部では1000万近くの協賛金を受け入れているという。
さらに今年8月トークンの発行を発表。トークンとは仮想通貨の一種で、株取引のようにトークンへ投資をすることによって、クラウドファンディングとは違い、トークン発行元の事業が成功すれば多額のリターンが見込めることもある。また株式の場合は上場させる際に証券会社等仲介者の支援が必要となるが、トークンの場合は現状、仲介者を挟まずに発行することが可能となる。
この中大バスケ部とサッカー部一般社団法人でのトークン販売、部会のサポート予算枠を作り出すというだけではなく、ゼミ生の実践の場にもなっているのが興味深い。中央大学商学部教授で、今回のプロジェクトにおける仕掛け人の一人である渡辺岳夫のゼミ生が具体的にトークン設計に関わっている。
渡辺「フィナンシェというプラットフォームと提携してクラブトークンを発行しようとしています。学生のみんなはフィナンシェとの間に入って、『うちのトークンを買うとこんな特典が与えられるよ』とか、『こんな関わり方ができますよ』といういろんなアイディアを出しているんですね。今回のトークン販売では、購入者との間にコミュニティを作って、継続的に部に関わってくれるファンを作っていくという意図があるのが特徴ですね」
既存の組織形態だと部費や大学からの補助金が運営費として活用されることになるが、予算規模自体がそこまで多くはなく、なおかつ利用使途に様々な制限がかかるというのが現状だ。ただそれでは選手に対してのサポートが不十分なだけではなく、それこそ健康問題にも繋がりかねないと警鐘も鳴らされている。
そんな現状打破へのきっかけとして中央大学サッカー部とバスケットボール部では、22年3月に一般社団法人化するのと同時に企業協賛を受け入れると、好意的な反応が続いた。法人化したことで寄付金としてではなく、広告費としてスポンサー費を出すことができるのは企業にとっても大きなメリットとなる。23年バスケ部が600万円強の、サッカー部では1000万近くの協賛金を受け入れているという。
さらに今年8月トークンの発行を発表。トークンとは仮想通貨の一種で、株取引のようにトークンへ投資をすることによって、クラウドファンディングとは違い、トークン発行元の事業が成功すれば多額のリターンが見込めることもある。また株式の場合は上場させる際に証券会社等仲介者の支援が必要となるが、トークンの場合は現状、仲介者を挟まずに発行することが可能となる。
この中大バスケ部とサッカー部一般社団法人でのトークン販売、部会のサポート予算枠を作り出すというだけではなく、ゼミ生の実践の場にもなっているのが興味深い。中央大学商学部教授で、今回のプロジェクトにおける仕掛け人の一人である渡辺岳夫のゼミ生が具体的にトークン設計に関わっている。
渡辺「フィナンシェというプラットフォームと提携してクラブトークンを発行しようとしています。学生のみんなはフィナンシェとの間に入って、『うちのトークンを買うとこんな特典が与えられるよ』とか、『こんな関わり方ができますよ』といういろんなアイディアを出しているんですね。今回のトークン販売では、購入者との間にコミュニティを作って、継続的に部に関わってくれるファンを作っていくという意図があるのが特徴ですね」
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