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海外サッカー

「攻撃のほぼ全てを担った」久保建英、“3連敗”オサスナ戦での78分間に対する現地メディアの評価は二分!「二重のマークを振り払えず…」

THE DIGEST編集部

2025.02.03

オサスナの厳しいマークに苦しんだ久保。(C)Getty Images

オサスナの厳しいマークに苦しんだ久保。(C)Getty Images

 現地時間2月2日に行なわれたラ・リーガ第22節で、レアル・ソシエダはオサスナに1-2で敗れ、連敗は3試合に伸びてしまった。


 敵地での一戦、ボールポゼッションなどスタッツでは上回ったソシエダだったが、34分、74分にオサスナのエースであるアンテ・ブディミルのゴールを許し、反撃は後半アディショナルタイムにオリ・オスカルソンが挙げた1点に止まった。

 過密日程が続く中、3日前のヨーロッパリーグ・PAOK戦では後半途中出場(73分から)となった久保建英は、再び右ウィンガーとしてスタメン復帰を果たし、厳しいマークを受けながら78分間プレー。後半開始間もなくには、ハビ・ロペスのクロスからフリーでのシュートチャンスを迎えるも、相手GKのブロックで得点機を活かせなかった。

 データ専門サイト『FOTMOB』によれば、彼はシェラルド・ベッカーと交代するまでに、ボールタッチ56回、シュート1回(枠内)、パス32回(成功18回)、ドリブル4回(成功1回)、インターセプト1回、ボール奪取3回、地上デュエル10回(勝利3回)、ファウル1回、被ファウル2回を記録している。

 現地メディアの評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で、久保にはチーム最高タイの「2」を付与し、「後半開始直後、久保はファン・クルスに倒されたが、オフサイドにより無効に。その後、再び粘り強く攻める久保のシュートは、GKセルヒオ・エレーラの驚異的なセーブに阻まれた」とレポート。他にも、ライブ実況の記事で「久保は非常にアクティブに動いた」「ラ・レアルは久保を起点に攻め続けた」との記述を見つけることができた。
 
 同採点とした『as』紙も得点機に言及した他、前半は「攻撃的なチームの中で久保は持ち味を発揮していた」とポジティブ評価。また、「厳しくマークされながらも、日本人アタッカーは執拗にゴールを狙い続けた」とも伝え、さらにオサスナが57分にキケ・バルハを交代させる際には、「アベル・ブレトネスを投入し、久保が攻めるサイドにダブルSBの布陣とした」と指摘している。

 そして個別評価の記事では、「キレのあるプレーを見せ、ラ・レアルの攻撃のほぼ全てを担っていた。しかし、相手の度重なるファウルで止められた。後半にはゴールのチャンスもあったが、常に孤立気味で、決定機を生み出すのは難しかった」と、背番号14のプレーを振り返った。

 バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』も、彼の78分間をネガティブに総括し、「厳しいマーク」と表現して「(オサスナの監督)ビセンテ・モレノは、彼に常に二重のマークをつけ、久保はほとんどそれを振り払うことができなかった。わずかに2回抜け出したものの、動きがやや遅かった。ボレーシュートもブロックされ、ミケル・オジャルサバルのチャンスの場面でも孤立していた」と綴っている。

 ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、10点満点の採点で「4」という低評価を下し、寸評も「日本人選手の低調なパフォーマンス。序盤は良い動きを見せ、積極的にプレーに関与していたが、仕掛ける場面が多かったものの、最後の精度を欠いた」と、厳しい内容となった。

 最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「再びラ・レアルの攻撃で最も危険なプレーを生み出していたが、それでは足りなかった。(43分に)シュートチャンスを迎えた場面では、ペナルティーエリア内で時間をかけすぎた」と良い点と悪い点の両方を挙げ、採点は及第点の「6」。また29分のオジャルサバルの惜しいシュートを外した場面では、「キャプテンがシュートではなくパスを選んでいれば、久保がフリーでシュートできた」と指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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