これに対し、マドリーOBで引退後には監督も務めたホルヘ・バルダーノ氏は、テレビチャンネル『Movistar Plus+』のサッカー専門番組『El Tercer Tiempo』において、「2人は味方との連係よりも、自らゴールを決めることに長けた選手だ。互いにかみ合っていないと批判されているが、それは彼らの特性によるものだ」と主張する。
そしてバルダーノ氏は、「彼らは2人とも素晴らしいスプリンターで、常にゴールを狙っているが、時にはパスよりもシュートすべき状況で、無理に互いを探そうとしすぎているように感じることもある。コンビネーション不足を疑われないように、必要以上に探し合っているようにも見えてしまう」と指摘した。
「ベリンガムのように、常に連係を意識してプレーしている選手もいる。だからこそ彼とはワンツーやコンビネーションプレーが頻繁に生まれる。それが彼のプレースタイルに根付いているからだ。選手の本質を変えるのは非常に難しい。エムバペとヴィニシウスはあまり走らないとも指摘されているが、彼らのような選手に持久力を求めるのは不可能だ」
こう語ったバルダーノ氏は、さらにブラジルの伝説的な2人のストライカーを引き合いに出し、「私はバレンシアでロマーリオを指導し、マドリー(フロント時代)ではロナウドを見てきたが、彼らにとってトラックを1周走るのはまさに“拷問”であり、不可能なことだった。またポゼッションの練習にも、彼らは全く関心を示さなかった。しかし、ゴールを置いて練習をさせれば、どちらも世界最高の選手になった。だからこそ、その選手が獲得された理由を最大限に活かすべきだ」と訴えている。
また、エムバペとヴィニシウスの個人的な関係についても、「彼らが十分に仲良くないから互いを探さない、という批判は正しくない。彼らがピッチ外でどの程度親しいのかは知らないが、ロッカールームでの親密さは必須ではない。これまでにも、非常に関係が悪くても、ピッチ上では抜群の相性を見せたケースは多々ある」として、ピッチ上でのコンビネーションと仲の良さは比例しないことを強調した。
ラージョ戦でのアベックゴールからも、個々のレベルの高さが改めて窺えたものだが、今後、彼らがその関係の良し悪しに関わらず、「クラック」同士による前線での共演でサンチャゴ・ベルナベウのサポーターを満足させられるか、非常に興味深いものである。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】CLベスト16第2レグ、マドリーはアトレティコにPK戦の末に勝利!
そしてバルダーノ氏は、「彼らは2人とも素晴らしいスプリンターで、常にゴールを狙っているが、時にはパスよりもシュートすべき状況で、無理に互いを探そうとしすぎているように感じることもある。コンビネーション不足を疑われないように、必要以上に探し合っているようにも見えてしまう」と指摘した。
「ベリンガムのように、常に連係を意識してプレーしている選手もいる。だからこそ彼とはワンツーやコンビネーションプレーが頻繁に生まれる。それが彼のプレースタイルに根付いているからだ。選手の本質を変えるのは非常に難しい。エムバペとヴィニシウスはあまり走らないとも指摘されているが、彼らのような選手に持久力を求めるのは不可能だ」
こう語ったバルダーノ氏は、さらにブラジルの伝説的な2人のストライカーを引き合いに出し、「私はバレンシアでロマーリオを指導し、マドリー(フロント時代)ではロナウドを見てきたが、彼らにとってトラックを1周走るのはまさに“拷問”であり、不可能なことだった。またポゼッションの練習にも、彼らは全く関心を示さなかった。しかし、ゴールを置いて練習をさせれば、どちらも世界最高の選手になった。だからこそ、その選手が獲得された理由を最大限に活かすべきだ」と訴えている。
また、エムバペとヴィニシウスの個人的な関係についても、「彼らが十分に仲良くないから互いを探さない、という批判は正しくない。彼らがピッチ外でどの程度親しいのかは知らないが、ロッカールームでの親密さは必須ではない。これまでにも、非常に関係が悪くても、ピッチ上では抜群の相性を見せたケースは多々ある」として、ピッチ上でのコンビネーションと仲の良さは比例しないことを強調した。
ラージョ戦でのアベックゴールからも、個々のレベルの高さが改めて窺えたものだが、今後、彼らがその関係の良し悪しに関わらず、「クラック」同士による前線での共演でサンチャゴ・ベルナベウのサポーターを満足させられるか、非常に興味深いものである。
構成●THE DIGEST編集部
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