専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

「MOMに相応しい」旗手怜央、4連覇に王手をかけた一戦での2ゴールで現地メディアから高評価!「プレー全体から上質さが滲み出ていた」

THE DIGEST編集部

2025.04.14

セルティックの旗手が2ゴール・1アシストの大活躍。(C)Getty Images

セルティックの旗手が2ゴール・1アシストの大活躍。(C)Getty Images

 セルティックは4月12日に行なわれたスコットランド・プレミアシップ第33節でキルマーノック相手に5-1の大勝を収めた。スタメンに名を連ねた旗手怜央は先制ゴールを含む2得点・1アシストの大活躍を見せた。
【動画】「さらっとやってのけた」ヤマルが4点目! バルサがドルトムントに快勝

 開始9分にペナルティーエリア手前での細かいパス交換から右足を振り抜いてゴールネットに突き刺した旗手は、3-0のリードで迎えた24分にはアリスター・ジョンストンのクロスをフリーで受けると、冷静にマーカーをかわしてゴール左隅に流し込み、一昨季の26節アバディーン戦以来となる「ダブル」を達成した。さらに後半アディショナルタイムにはアンソニー・ラルストンへダイレクトでラストパスを送って今季4度目のアシストを記録した。

 前田大然も巧みな位置取りからこぼれ球を詰めて1ゴール(11分)を挙げたこのホームゲームで主役となった旗手。その鮮やかな先制ゴールについて、クラブはSNSで「何というゴール!」「今季のベストゴール候補」と賛辞を贈ったが、旗手自身は試合後のインタビューで「僕にとっては今季のベストゴールでしたが、カム(キャメロン・カーター=ヴィッカーズ)のゴールの方が良かったと思います」とチームメイトに華を持たせている(クラブ公式サイトより)。

 現地メディアの報道では、英国公共放送『BBC』が「セルティックの先制ゴールは、旗手の個人技が光った瞬間だった。ワンツーのパスを受けると、躊躇うことなくシュートを放ち、GKキアラン・オハラにはどうすることもできない見事な一撃をゴール右上隅に突き刺した」と賛辞をまじえて伝えた。

 日刊紙『THE SCOTTISH Sun』は、セルティックがリーグ4連覇に王手をかけた一戦で「日本の旗手と前田のコンビが試合を盛り上げ、前者が遠距離から美しいシュートを決め、後者は素晴らしい動きから近距離からタップインして、それぞれゴールを決めた」と報じ、それぞれ10点満点の採点では「9」と「7」を与え、旗手については「マン・オブ・ザ・マッチ」のひとりに挙げて以下のように寸評を綴っている。
 
「レオは本来の輝きを完全に取り戻し、ハットトリックにも迫る活躍を見せた。1点目は実に見事で、25ヤードから放ったロケットのようなシュートでセルティックに先制点をもたらし、2点目はボックス内での冷静なフィニッシュだった。しかしそれ以上に、彼のプレー全体からは上質さが滲み出ていた」

 一方、『DAILY RECORD』紙は、「今日のブレンダン・ロジャース監督は、間違いなく満足していることだろう。中盤は誰ひとりとして期待を裏切ることなく、カラム・マグレガーが試合のテンポをコントロールし、アルネ・エンゲルスはボール捌きが丁寧かつ鋭く、そして旗手は前線への鋭い飛び出しで2ゴールを挙げ、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に相応しい活躍を見せた」と、中盤の働きを称賛した。

 セルティックの地元グラスゴーの総合サイト『Glasgow World』は「遠距離からの素晴らしいカーブシュートと冷静にゴール隅へ流し込む落ち着いたフィニッシュによる2ゴール。この試合の旗手は、まさに絶好調だった」と背番号41を評し、データ専門サイト『WhoScored.com』による採点を引用してチーム単独最高となる「9.1」を彼に付与している。

 最後に、サッカー専門サイト『Football Insider』の採点は単独最高となる「9」で、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選定した旗手を、「開始わずか8分で圧巻のロングシュートを決めて先制。2点目はエリア内での直感的かつ冷静なフィニッシュ。セルティックが敵陣に押し込む中、執拗にボールを追い続けた」と評した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】旗手が2ゴール・1アシスト!キルマーノック戦ハイライト
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号