レアル・ソシエダがマジョルカに0-2の敗北を喫したラ・リーガ第31節のホームゲームで、久保建英はスタメンで出場し72分間プレーしている。
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直近の対戦で2連敗を喫していた相手に、自陣でパスをカットされて先制点を献上し、さらに意表を突くシュートでGKアレックス・レミロの牙城が崩されたソシエダは、このビハインドを挽回できないまま、来季の欧州カップ戦出場権を争うライバルに8位の座を明け渡すことになったが、右ウィングとして奮闘した久保も、終始相手の厳しいプレッシャーを受けてのプレーを強いられた。
そんな中で背番号14は、ボールタッチ54回、シュート3回(枠外1回、ブロック2回)、パス36回(成功32回)、チャンスメイク4回、ドリブル3回(成功1回)、タックル1回(成功)、ボール奪取1回、地上デュエル9回(勝利3回)、被ファウル1回というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
現地メディアの彼に対する評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で他の多くのチームメイト同様に「1」止まりとしたが、「後半に入り、ソシエダは苦労しながらも、複数回のCKや久保のシュートを含む攻撃で、マジョルカのゴールを脅かし始めた」と、ポジティブな記述も見られた。
一方の『as』紙も同採点とし、「久保は前線で果敢に仕掛け、決定的なプレーを狙った」「(25分に)ソシエダの日本人選手がポストすれすれに良いシュートを放った」と報じる一方で、「右サイドから久保が攻め続けるが、マジョルカの壁は破れない」「かつての所属チームとの対戦で、彼は危険な場面が創れない」と、彼の苦戦ぶりも伝えている。
また個別評価の記事では、「前半はいつものように多くの危険を生み出していたが、後半は焦りが目立ち、存在感を失って、ほとんど何も生み出せなかった」と、良い点と悪い点の両方を挙げながら、そのプレーを振り返った。
バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「出遅れ気味」との表現で久保の72分間を総括し、「試合に入るまでに時間がかかったが、入ってからは右サイドでチームの反撃をリードし始め、ドリブルでの仕掛け等でチャンスを生み出した。しかし、それも前半までしか続かず。そして、逆転を狙うべきタイミングで交代となった」と寸評を綴っている。
続いて日刊紙『El Pais』は、全体的にはソシエダに対してネガティブな論調で試合記事を展開したが、その中で久保の前半のプレーについては「彼はギアを上げると、幾つかセンスの光る美しい動きを見せ、相手の守備を崩そうと試みた。この日本人選手は、個人技でスペースを創り出そうとした」と賛辞を贈った。
ソシエダの地元バスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は10点満点の採点で「1」という極めて厳しい評価を久保に下し(他の多くのチームメイトも同採点)、「日本人選手にとっては極めて精彩を欠いた試合であり、ほとんど突破する場面はなく、シュートによって1度だけチャンスを創ったに過ぎなかった」と酷評している。
対してサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「この日本人ウィンガーはソシエダの中で、前半に最も見どころのあるプレーを披露した選手であり、エリア外ではそのドリブルで鋭さを示した。しかしその一方で、エリア内でのフィニッシュには精彩を欠いた。それでも彼は、何とか状況を打開しようと必死にトライしていた」と、好意的な見解を示した。
最後にマジョルカの地元紙『Ultima Hora』は、「マジョルカが秩序を保ち、守備の中央には『3本の塔』がそびえ立つ中、イマノル・アルグアシル監督率いるチームは右サイドから攻撃を仕掛けて道を切り拓こうとし、久保が(対峙する左WBの)ホアン・モヒカに仕事を強いた」と、かつての所属選手のプレーを伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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そんな中で背番号14は、ボールタッチ54回、シュート3回(枠外1回、ブロック2回)、パス36回(成功32回)、チャンスメイク4回、ドリブル3回(成功1回)、タックル1回(成功)、ボール奪取1回、地上デュエル9回(勝利3回)、被ファウル1回というスタッツを記録している(データ専門サイト『FOTMOB』より)。
現地メディアの彼に対する評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点で他の多くのチームメイト同様に「1」止まりとしたが、「後半に入り、ソシエダは苦労しながらも、複数回のCKや久保のシュートを含む攻撃で、マジョルカのゴールを脅かし始めた」と、ポジティブな記述も見られた。
一方の『as』紙も同採点とし、「久保は前線で果敢に仕掛け、決定的なプレーを狙った」「(25分に)ソシエダの日本人選手がポストすれすれに良いシュートを放った」と報じる一方で、「右サイドから久保が攻め続けるが、マジョルカの壁は破れない」「かつての所属チームとの対戦で、彼は危険な場面が創れない」と、彼の苦戦ぶりも伝えている。
また個別評価の記事では、「前半はいつものように多くの危険を生み出していたが、後半は焦りが目立ち、存在感を失って、ほとんど何も生み出せなかった」と、良い点と悪い点の両方を挙げながら、そのプレーを振り返った。
バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「出遅れ気味」との表現で久保の72分間を総括し、「試合に入るまでに時間がかかったが、入ってからは右サイドでチームの反撃をリードし始め、ドリブルでの仕掛け等でチャンスを生み出した。しかし、それも前半までしか続かず。そして、逆転を狙うべきタイミングで交代となった」と寸評を綴っている。
続いて日刊紙『El Pais』は、全体的にはソシエダに対してネガティブな論調で試合記事を展開したが、その中で久保の前半のプレーについては「彼はギアを上げると、幾つかセンスの光る美しい動きを見せ、相手の守備を崩そうと試みた。この日本人選手は、個人技でスペースを創り出そうとした」と賛辞を贈った。
ソシエダの地元バスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は10点満点の採点で「1」という極めて厳しい評価を久保に下し(他の多くのチームメイトも同採点)、「日本人選手にとっては極めて精彩を欠いた試合であり、ほとんど突破する場面はなく、シュートによって1度だけチャンスを創ったに過ぎなかった」と酷評している。
対してサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「この日本人ウィンガーはソシエダの中で、前半に最も見どころのあるプレーを披露した選手であり、エリア外ではそのドリブルで鋭さを示した。しかしその一方で、エリア内でのフィニッシュには精彩を欠いた。それでも彼は、何とか状況を打開しようと必死にトライしていた」と、好意的な見解を示した。
最後にマジョルカの地元紙『Ultima Hora』は、「マジョルカが秩序を保ち、守備の中央には『3本の塔』がそびえ立つ中、イマノル・アルグアシル監督率いるチームは右サイドから攻撃を仕掛けて道を切り拓こうとし、久保が(対峙する左WBの)ホアン・モヒカに仕事を強いた」と、かつての所属選手のプレーを伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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