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デル・ピエロ&ジョルカエフの息子、ガットゥーゾのはとこが集結したセリエDクラブに伊紙注目! クラブ会長は「名前ではなく、実力を見る」

THE DIGEST編集部

2025.07.24

(左から)ガットゥーゾ、デル・ピエロ、ジョルカエフ。(C)Getty Images

 サッカー界において、選手の子どもが同じ競技でプロになるという、「二世選手」は何ら珍しくはない。

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 そんな中、イタリアの4部リーグであるセリエDのクラブに、複数のスター選手の「子息」や親族が所属していることが話題となっている。そのクラブは、音楽祭で有名なリグリア州の都市サンレモのクラブ「SSDサンレメーゼ・カルチョ」。新シーズンに向けた選手リストには「デル・ピエロ」「ジョルカエフ」「ガットゥーゾ」の名前が並んでいる。

 デル・ピエロといえば、1990年代から2000年代にかけて活躍したイタリアを代表する歴史的レジェンドであり、最近では監督ライセンスを取得したことで今後の去就も注目されているが、彼の息子で17歳のトビアスは攻撃的なMFとして、これまでスペインのクラブ(ヘタフェ、アルコルコン)やエンポリU-18でプレーしてきたが、今夏よりセリエDに挑戦する。
 
 ジョルカエフは、1998年ワールドカップを制したフランス代表の主力メンバーで、モナコ、インテルでの活躍は今なおファンの記憶に焼き付いている。このテクニカルな二世選手(彼の父親ジャンも元フランス代表)の息子で、1997年にミラノで生まれたMFオアンは、各国のクラブを渡り歩いた後、今夏にスイスのパラディソFCからサンレメーゼに新天地を求めた。

 そしてガットゥーゾは先月、ルチャーノ・スパレッティの解任を受け、危機にあるイタリア代表の監督に就任したばかりだが、彼の再従兄弟(はとこ)である2005年生まれのフランチェスコ・ガットゥーゾは、193センチの長身を誇るGKで、クロトーネのアカデミーで育ち、セリエD複数クラブでのプレーの後、新シーズンはサンレメーゼのゴールを守ることになる。

 このカルチョの歴史に残るスター選手たちと同じ「苗字」を持つ3選手の集結には、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』も注目。「過去10年間にわたってセリエDで戦ってきたが、今季はグループAに振り分けられ、目標をより高く掲げている」というサンレメーゼの今回の戦力補強の経緯を紹介している。
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「もしその選手が“デル・ピエロ”という名前であれば、もちろん嬉しい」