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Jリーグ・国内

「胸を弾ませながらサッカーができると思った」水沼宏太が語る古巣・横浜への熱き想いとは?【独占インタビュー後編】

広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

2020.03.08

以前の在籍時に一緒にプレーした選手はいないが、すでにチームに馴染んでいる様子で、存在感も増しつつある。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

以前の在籍時に一緒にプレーした選手はいないが、すでにチームに馴染んでいる様子で、存在感も増しつつある。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

――確固たる地位を築けていたC大阪を飛び出し、アタッカー陣には強力なライバルのいる横浜に移籍。相当な覚悟があったと思います。

「優勝したチームが次のシーズンに狙うのは、連覇であり、ACL優勝も視野に入れているはず。そういったなかでのオファーだったわけだし、そこで成長したい、成長できるという気持ちも強かったですね」

――オファーを出したのが古巣だから、というわけではない?

「声をかけてくれたチャンピオンチームがF・マリノスだった、という順番ですね。ただ、昔は叶わなかった夢を、もう一度、叶えられるチャンスが巡ってきたとは思いました。憧れのチームで輝くこと。F・マリノスでは1点も決められていないんですけど(編集部・注/インタビューは2月15日に実施)、今の自分なら、昔と違った姿を見せられるはずです」
 
■胸を弾ませながら、サッカーができるのはどこか。その答がF・マリノスだった。

――横浜に戻ってくるまでに、9年半の月日が流れました。

「クラブを離れてから一度もなかったオファーが、優勝したタイミングで届いた。長い間、いろんなクラブで成長させてもらいましたけど、そういうのも見てくれていたのかなと考えると、嬉しかったですね。連覇を狙うチームが、一緒に挑戦していこうと声をかけてくれた。自分を必要としてくれているんだって。だから、まだまだ活躍できるってところを見せたい……というか、オファーを出して良かったと思ってもらえるように結果を残したいです」

――かつてはレンタルで手放したチームを振り向かせたわけですから。

「F・マリノスに行くか行かないかを決める前に、まずオファーを出してくれた事実に、今まで頑張ってきてよかったなと、そういう気持ちにはなりました」

――それはひとつの達成感?

「達成感というほどではないですけど、優勝チームの中で自分はどれぐらい成長できるんだろうって想像したらワクワクしてきて。胸を弾ませながら大好きなサッカーができるのはどこだろうと考えた時に、その答はF・マリノスだったんです。子どもの頃から憧れていたチームだし、自信を持った自分がトリコロールのユニホームを着て輝けるチャンスは、今だなって」
 

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