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海外サッカー

ロベカルの「物理に逆らった」伝説のFK弾に伯メディアが科学的に再注目! 本人は「あれほどカーブするとは」と回想

THE DIGEST編集部

2022.06.06

長く所属したマドリーでも“悪魔の左足”を武器にロベカルは異彩を放った。(C)Getty Images

長く所属したマドリーでも“悪魔の左足”を武器にロベカルは異彩を放った。(C)Getty Images

 このゴールについては、彼は過去にも幾度か言及しており、「私のキャリアにおいて、最も重要なゴールのひとつだ」と語ったほか、パワフルなFKを放つ極意として「ボールのバルブ(空気を入れる穴)の部分を強く叩くことで、普通と異なる動きをする。理由は分からないが……」と説明。

 また、後にレアル・マドリーでチームメイトとなったジネディーヌ・ジダンから「あんなゴールを奪えるのは君だけだ」と称賛されるも、逆に「君ならもっと上手く決められる」と返したことも明かされている。
 
 長く輝かしい歴史の中で名手たちが数々の伝説的なゴールを生み出してきたブラジルでは、FKでも1974年西ドイツW杯・東ドイツ戦でのリベリーノの針の穴を通す芸術弾、1982年スペインW杯・スコットランド戦でのジーコの曲がって落ちる技あり弾、1994年アメリカ大会・オランダ戦でのブランコが見せた弾丸シュートなど、多くのハイライトシーンがあるが、やはり“ロベカル弾”はインパクトで図抜けている。

 リベリーノ、ジルセウ、エデル、ブランコといった「左足の大砲」の系譜を受け継ぎ、最高の「作品」を生み出したロベカルは、39歳での引退するまでに左足で多くの伝説を創り上げた。彼に続き、永遠に語り継がれるような歴史的なゴールを生み出す「継承者」はいつ現われるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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