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Jリーグ・国内

天皇杯優勝の原動力!神戸の古橋亨梧がクラブ初タイトルの喜びを語る【独占インタビュー】

多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

2020.01.09

ビジャ、イニエスタとともに神戸の攻撃を牽引。今回の天皇杯では、5戦2発の働きぶりで優勝に貢献した。写真:THE DIGEST写真部

ビジャ、イニエスタとともに神戸の攻撃を牽引。今回の天皇杯では、5戦2発の働きぶりで優勝に貢献した。写真:THE DIGEST写真部

――どんな人から連絡が?

「昔のチームメイトとかです。本当はみんなにすぐにでも返したいけど、今はもう疲れているので、まずはゆっくりして落ち着いたら連絡するつもりです」

――ホテルでは盛大な祝勝会が開催されましたね。

「みんな盛り上がっていて圧倒されました(笑)」

――優勝自体が初めて?

「中学生の時にフットサルの全国大会で日本一になったくらいで、サッカーでは初です。しかもプロの舞台で優勝できるなんて。今まで僕を支えてくれた人たちに感謝を伝えたいです」

――新国立での決勝戦はどうでしたか? 緊張しました?

「いえ、まったく。雰囲気は最高でしたし、ピッチも綺麗で、気持ち良くプレーできました。新スタジアムで初めての公式戦を戦わせてもらって有難かったです」
 
■苦しい時間をともに乗り越えたことで、結束が固まった。

――試合を振り返ってください。前半の2点は大きかったですね。

「立ち上がりからうまく試合に入れて、何回もチャンスを作れました。前半の45分だけで言えば、自分たちのポゼッションサッカーを体現できた。鹿島がフォーメーションを変えてきて少し後手に回った後半も、圧力をかけてくる相手に対してチーム全員で無失点に抑えられた。この1年の集大成を見せられたんじゃないかなと」

――勝因はどこに?

「僕たちには間違いなく勢いがありました。リーグ戦を3連勝で終えられて、準決勝の清水戦(〇3 -1)でも粘り強く勝ち切って、良い雰囲気のまま決勝に臨めた。それは大きかったですね」

――流れに乗れたのは、トルステン・フィンク監督の優れたマネジメントの影響も?

「もちろんそれもありますし、選手同士でお互いにカバーし合えたのもひとつです。ピッチに立つ、立たないは関係なく、みんなが勝利のために最善の準備をしてきました」

――では、自身のパフォーマンスの評価は?

「正直、まだまだって感じでした。攻撃の選手なので、やっぱり結果を残さなければいけなかった。その点は反省しています」

――相当に厳しくマークされていましたよね? もちろん、それだけ警戒される存在だったということだとは思いますが。

「相手にとって嫌な選手に少しでもなれている手応えはありますね。ここからは、どんなにアグレッシブに来られても、もっといろんなアイデアを出して突破していけるようにならないと。今回はチームメイトに助けてもらって、優勝という最高の結果を得られた。次は僕がチームを勝利に導くゴールを奪いたいです」
 

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