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海外サッカー

ロナウドがスペインの討論番組で激白!「僕は史上最も完成された選手だ」「メッシとはセナとプロストのような関係」「引退に向けて心の準備はできている」

THE DIGEST編集部

2025.02.05

「僕は左利きではないのに、左足で最も多くゴールを決めた選手のトップ10に入っている。それにヘディング、PK、FK……右足については言うまでもないだろう。僕は史上最も完成された選手だと思う。サッカーにおいては、全てをこなせる。ヘディングが強く、FKを決められ、左右両足が使え、フィジカルが強く、突破力もある。なかには、メッシやペレ、そしてディエゴ・マラドーアを推す人もいて、それは好みの問題であることは理解しているし、尊重もするが、僕が未完だというのは嘘。最も完全なのは自分だ」

 サッカー界の最大かつ永遠のテーマのひとつでもある「史上最高の選手は誰か?」に対しても、「僕だと思う。僕より優れた選手を見たことがない。これは本心で言っている」と言い切った彼は、次なる世代の旗頭と目されるキリアン・エムバペに対しても、史上最高の点取り屋としての視点で言及した。

「エムバペにとって、FWは少し難しいと思う。なぜなら、彼はこのポジションでのプレーを知らないから。いや、知らないというより、単に彼の本来のポジションではない。もし僕がレアル・マドリーにいたら、彼に『9番』のプレーを教えていただろう。僕自身も元々はFWではなかった」

「僕が彼の立場なら、“クリスティアーノのように”プレーする。僕はペナルティーエリア内に常にいるわけではなく、必要な時に現われる。彼はスピードがあり、フィジカルも強い。クロスを待って、ヘディングで合わせるようなプレーをする必要はない。彼には、それを可能にする足がある。マドリーのファンには、エムバペを大切にしてあげてほしい。彼は本当に素晴らしい選手で、多くの喜びを与えてくれるはずだ」
 
 古巣マドリーについての思いも隠さず、「ヴィニシウス・ジュニオールはバロンドールを受賞すべきだった」「ジュード・ベリンガムはジネディーヌ・ジダンを思い出させる。彼はスターになるだろう」と後輩たちに触れ、「将来的にサンチャゴ・ベルナベウに戻る可能性は否定しない。引退した後、何かクールなことができるかもしれない」と語っている。

 そして、「1000ゴール」という大記録の樹立を期待されることに「そのことばかり言われて、正直少しばかりしつこいと思っている。すでに多くのゴールを決めているにもかかわらず、それを評価せずに『まだ〇点足りない』と言われるのは好きじゃない」と不満を示し、「達成できるかは分からない。ある日、モチベーションを失うかもしれないし。長期的なことを考えるよりも、今この瞬間を大切にする方がいい。来年のワールドカップについても、出場できたら嬉しいが、それに執着しているわけではない」と本心を明かしている。

 39歳でも怪我とはほぼ無縁で、コンスタントにピッチに立ち続けられる秘訣を「運の要素もあるが、練習の量を以前より減らし、その分、特別のメニューを行なっている。21歳の若者と同じようにはできないことは、周囲も理解してくれている」と説明した彼のプレーを支えているモチベーションは「子どもの頃は負けると怒りで泣いていた。その後、僕は成長していったが、あの頃の性格は今も残っている」のだという。

 そしてキャリアの終焉が確実に近づいていることを認め、「心の準備はできているし、引退後に向けての準備もしている。企業を立ち上げたり、社会や若者たちのために貢献できることを考えたり、自分がモチベーションを感じられることに取り組んでいる。ホテルやクリニック、リハビリ施設の経営など、楽しみながら時間を過ごせることをしたい。どれも簡単ではないことは分かっている」。

 指導者への転身も否定しなかったロナウドは、「僕はこのスポーツに全力を注いできた。その分、人生を楽しむ時間が少なかったとも思う。最近は特に難しくなってきた」と心情も吐露しているが、「今でもスポルティング、マンU、マドリーの試合を観ている」という彼にとって、「サッカーは僕にとって情熱」であることに変わりはない。

構成●THE DIGEST編集部

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