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「ひどいめまいで動けなくなった」窮地に陥ったルブレフを救ったのはまさかの“寿司”<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.08.31

めまいで動けなくなったと語るルブレフ。しかし意外な日本料理に救われることとなった。(C)Getty images

 現在開催中のテニス四大大会「全米オープン」に、第15シードとして出場しているアンドレイ・ルブレフ(ロシア/世界ランク15位)は、現地8月28日に行なわれた男子シングルス2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のトリスタン・ボイヤー(アメリカ/同113位)と対戦。6-3、6-3、5-7、7-6(4)で勝利を収めた。

 順当な勝利に見えるこの一戦だが、海外メディア『TNTSPORTS』によるとルブレフは試合後の会見で、第3セットの途中に「ひどいめまい」に襲われたことを明かしている。

「最初の2セットはかなり楽だったよ。でもそこでリラックスしすぎてしまったみたいだ。相手のプレーが良くなってきたから、自分もレベルを上げようとしたんだけど、体内の糖分が不足していたせいでひどくめまいがして動けなくなってしまった」
 
 試合前に十分な食事を取れていなかったというルブレフは、「空腹状態で追い込みをかけようとして血糖値が急激に下がったんだと思う」と説明。これが原因でボイヤーに第3セットを奪取されてしまったようだ。

 しかし、そんなルブレフの窮地を救ったのは意外な日本料理だった。

「第4セットで寿司を持って来てくれたから食べたよ。他にも色々食べたんだけれど、プロテインバーやジェルではあまり効果が感じられなかったからね」

 寿司でエネルギーを補給したルブレフは、タイブレークまでもつれ込んだ第4セットを耐え抜いて勝利。かねてより寿司が好物であることを明かしていたルブレフだが、この試合では単なる好物に留まらず、勝利を呼び込むための重要なアイテムとなったようだ。

構成●スマッシュ編集部

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