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国内テニス

望月勇希と島袋将、大学生2人が全日本でベスト4入り。女子は決勝のカードが決まる

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2019.11.01

学生でベスト4入りした望月(左)と島袋(右)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

学生でベスト4入りした望月(左)と島袋(右)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

「三菱 全日本テニス選手権94th」第7日は11月1日(金)、東京・有明コロシアム/有明テニスの森公園コートにて、女子シングルス準決勝、男子シングルス準々決勝、ミックスダブルス決勝などが行なわれた。

 女子準決勝は2試合ともフルセットの接戦。第5シードの本玉真唯(島津製作所)はプロ1年目の森崎可南子(橋本総業HD)のパワフルなストロークに苦しみ、第2セットを落としたが、正確にボールをコーナーに散らして流れを奪い返し、6-3、0-6、6-1で勝利した。

 第4シードの加治遙(島津製作所)と第16シードの秋田史帆(橋本総業HD)の試合は、タイブレークを取り合って第3セットへもつれ込む消耗戦となったが、最後は強気に攻め抜いた秋田が6-4で制し、2年ぶりの決勝にコマを進めた。「前回は満身創痍だった。今の方が自信を持って決勝に臨める身体だし、精神的にも成長したと言える」と秋田。女子決勝は土曜日の午前11時から行なわれる。
 男子準々決勝は、第8シードの島袋将(早稲田大)が第15シードの田沼諒太(ワールド航空サービス)に6-3、2-6、6-3で攻め勝った。「学生でもプロに通用すると、今大会で証明したいと強く思っている」と言う島袋は、さらなる高みを目指す。

 望月勇希(中央大)も、第5シードのプロ高橋悠介(三菱電機)に6-4、1-6、6-2で勝利。大学生2人がベスト4に食い込む大躍進を見せている。他に第3シードの清水悠太(三菱電機)、第6シードの野口莉央(明治安田生命)も4強入りを決めた。

◆今日の注目選手=望月勇希(中央大学)

 予選を勝ち上がってきた大学4年の望月勇希が、2年前のチャンピオンで第5シードの高橋悠介に競り勝ち、ベスト4入りを決めた。快挙には違いないが、望月の本来の力を考えれば、あり得ないことでもない。

 望月は学生ながら、これまでにITFツアーで3勝を挙げており、今年も6月に軽井沢のM15を制している実力者だ。しかし8月に肩を故障し、夏場にポイントを稼げなかった。全日本が予選からになったのは、「自分でもびっくりした」と言うほどで、決して彼の実力を反映してはいない。

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