テニスの不正行為を監視する第三者機関「ITIA」は9月12日、計2件のドーピング違反が判明した女子テニス元世界ランク1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア)に対し、4年間の資格停止処分を科すと発表。これに伴いハレップは2026年10月までツアー大会出場を禁じられることとなった。
既報の通りハレップのドーピング違反は、去年8月の全米オープンで採取した検体を検査した際、2つのサンプルのうちの1つからWADA(世界アンチ・ドーピング機構)の禁止物質リストに記載されている「ロキサデュスタット」が検出されたことによるもの。もう片方のサンプルからも同様の所見が確認されたため、強制的な暫定出場停止処分が下されていた。
それに追い打ちをかけるように、今年5月には「生体パスポート」(選手の血液成分などの情報を蓄積したデータ/通称ABP)に関わる違反が発覚。これまで一貫して否定してきたハレップを待っていたのは容赦ない制裁だった。
ITIAは公式サイトを通じて声明文を発表。今回のハレップの処分について、上記2つの違反を挙げた上で、以下のように詳細を説明している。
「スポーツ・レゾリューションズによって設立された独立法廷は、23年6月28、29日に英ロンドンで開催された。ハレップ選手とITIAを代表する専門科学証人からの聴聞が行なわれ、ハレップ選手も手続きの一環として委員会に直接証拠を提出した。そして9月11日、法廷は同選手がTADP(テニスアンチドーピングプログラム)第2条に基づく意図的なアンチ・ドーピング規則違反を犯したと認定したことを確認した。
ABPの違反に関する告発も支持され、法廷は3人の独立したアスリートパスポート管理ユニット(APMU)のそれぞれの専門家が"ドーピング違反の可能性がある"ことが不正の説明になるという全員一致の"強い意見"を疑う理由はないと述べた」
この決定を受け、ハレップは再び自身のSNSで無実を主張するとともに、控訴の意思を表明。以下のような反論メッセージを綴っている。
既報の通りハレップのドーピング違反は、去年8月の全米オープンで採取した検体を検査した際、2つのサンプルのうちの1つからWADA(世界アンチ・ドーピング機構)の禁止物質リストに記載されている「ロキサデュスタット」が検出されたことによるもの。もう片方のサンプルからも同様の所見が確認されたため、強制的な暫定出場停止処分が下されていた。
それに追い打ちをかけるように、今年5月には「生体パスポート」(選手の血液成分などの情報を蓄積したデータ/通称ABP)に関わる違反が発覚。これまで一貫して否定してきたハレップを待っていたのは容赦ない制裁だった。
ITIAは公式サイトを通じて声明文を発表。今回のハレップの処分について、上記2つの違反を挙げた上で、以下のように詳細を説明している。
「スポーツ・レゾリューションズによって設立された独立法廷は、23年6月28、29日に英ロンドンで開催された。ハレップ選手とITIAを代表する専門科学証人からの聴聞が行なわれ、ハレップ選手も手続きの一環として委員会に直接証拠を提出した。そして9月11日、法廷は同選手がTADP(テニスアンチドーピングプログラム)第2条に基づく意図的なアンチ・ドーピング規則違反を犯したと認定したことを確認した。
ABPの違反に関する告発も支持され、法廷は3人の独立したアスリートパスポート管理ユニット(APMU)のそれぞれの専門家が"ドーピング違反の可能性がある"ことが不正の説明になるという全員一致の"強い意見"を疑う理由はないと述べた」
この決定を受け、ハレップは再び自身のSNSで無実を主張するとともに、控訴の意思を表明。以下のような反論メッセージを綴っている。