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マラソン・駅伝

【生島淳が見た箱根駅伝】創価大は「人」にフォーカスした指導で2位の快挙!一方、強豪校エースたちの不発の要因とは?

生島淳

2021.01.05

10区ラスト2キロ付近で、先頭を走る創価大に駒澤大が追いつく。写真:JMPA

10区ラスト2キロ付近で、先頭を走る創価大に駒澤大が追いつく。写真:JMPA

 最終10区の劇的逆転。

「創価大で決まりか」と弛緩していたプレスルームの雰囲気がさっと緊張したのは、残り10kmからでした。

 2008年以来となる駒大の優勝。

 劇的な展開も手伝ってか、関東地区での視聴率は史上最高。

 そして今年は、例年にも増して駒澤大学の大八木弘明監督の声が響き渡りました。

「男だろ!」

 いまや団扇まで製作されたこの言葉は、もはや大八木監督鉄板の「芸」のように思えます。その昔、早稲田大学の中村清監督は、中継所を前にすると、「♬都の西北~♬」と歌い出したのですが、それは選手が、そして沿道のファンが早稲田の校歌を待っていたからでした。

 期待に応える大八木監督は、還暦を過ぎてなお、柔軟性を失っていない。それが今回の優勝にもつながった気がします。それにしても、アンカー、石川拓慎の背中に向かってかけた言葉は素晴らしかった。

「男だよ!」

 これ以上の進化形は望めないでしょう。
 
 そして今大会、話題をさらったのは、初出場から4回目にして2位に入った創価大学です。大会終了後、私は何度も質問を受けました。

「なんで、創価大は急に強くなったの?」

 前回もシード権を獲得していますし、必ずしも急というわけではないのですが、これだけの躍進を予想していた人は、創価大の当事者を含めていなかったのではないでしょうか。

 ただし、選手たちから聞かれた言葉にそのヒントがありました。

「榎木監督から『タイムが走るんじゃなくて、人が走るんだ』と言われていたんです」

 この言葉はナイキのシューズがプラットフォーム化し、「高速」が合言葉になった2020年度の学生長距離界に対する、極めて重要なアンチテーゼのように思えます。
 

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