秋の中距離戦線をにらむ牝馬が集結したマーメイドステークス(GⅢ、阪神・芝2000m)が20日に行なわれ、単勝10番人気のシャムロックヒル(牝4歳/栗東・佐々木晶三厩舎)が逃げ切って優勝。2着には5番人気のクラヴェル(牝4歳/栗東・安田翔厩舎)、3着には6番人気のシャドウディーヴァ(牝5歳/美浦・斉藤誠厩舎)が入り、3連単の払戻金は33万150円という大波乱となった。
勝利騎手インタビューで、手綱をとった藤懸貴志騎手自身が、「僕が重賞を勝つなんて誰も思ってなかったと思いますが……」と切り出すほど、意外性に満ち満ちたシャムロックヒルの逃走劇だった。
1番枠からスタートしたシャムロックヒルがやや気合を付けながらダッシュをかけると、サンクテュエール(牝4歳/美浦・藤沢和雄厩舎)やアブレイズ(牝4歳/栗東・池江泰寿厩舎)を制して先頭を奪う。人気を集めたソフトフルート(牝4歳/栗東・斉藤崇史厩舎)、イズジョーノキセキ(牝4歳/栗東・石坂正厩舎)やアンドラステ(牝5歳/栗東・中内田充正厩舎)は先団の好位置を追走した。
第3コーナー付近から後続が動き始めると、逃げるシャムロックヒルは早くも鞍上の手が動いて苦しそうに見えたが、ここからがしぶとかった。
直線へ向いたところでアンドラステやソフトフルートが2番手に上がったが、意外と末脚が伸びない。そこへシャドウディーヴァがじわじわと差を詰めてくるが、馬体を併せられたシャムロックヒルは粘りに粘り、後方から大外を通って猛追してきたクラヴェルをクビ差抑えて逃げ切りに成功。人馬ともに重賞初制覇の殊勲を達成した。
上位人気では、アンドラステが4着に入ったものの、イズジョーノキセキは7着、ソフトフルートは8着に敗れた。
シャムロックヒルの勝因はいくつか考えられる。
一つは、何といっても50㎏という最軽量ハンデとなった3頭のうちの1頭だったこと。前走は3勝クラスで14着に大敗していただけに当然の軽ハンデではあるが、1勝目が51㎏、2勝目が52㎏という軽い斤量で挙げられたものから見ても、これは最重要ポイントとして挙げられる。
勝利騎手インタビューで、手綱をとった藤懸貴志騎手自身が、「僕が重賞を勝つなんて誰も思ってなかったと思いますが……」と切り出すほど、意外性に満ち満ちたシャムロックヒルの逃走劇だった。
1番枠からスタートしたシャムロックヒルがやや気合を付けながらダッシュをかけると、サンクテュエール(牝4歳/美浦・藤沢和雄厩舎)やアブレイズ(牝4歳/栗東・池江泰寿厩舎)を制して先頭を奪う。人気を集めたソフトフルート(牝4歳/栗東・斉藤崇史厩舎)、イズジョーノキセキ(牝4歳/栗東・石坂正厩舎)やアンドラステ(牝5歳/栗東・中内田充正厩舎)は先団の好位置を追走した。
第3コーナー付近から後続が動き始めると、逃げるシャムロックヒルは早くも鞍上の手が動いて苦しそうに見えたが、ここからがしぶとかった。
直線へ向いたところでアンドラステやソフトフルートが2番手に上がったが、意外と末脚が伸びない。そこへシャドウディーヴァがじわじわと差を詰めてくるが、馬体を併せられたシャムロックヒルは粘りに粘り、後方から大外を通って猛追してきたクラヴェルをクビ差抑えて逃げ切りに成功。人馬ともに重賞初制覇の殊勲を達成した。
上位人気では、アンドラステが4着に入ったものの、イズジョーノキセキは7着、ソフトフルートは8着に敗れた。
シャムロックヒルの勝因はいくつか考えられる。
一つは、何といっても50㎏という最軽量ハンデとなった3頭のうちの1頭だったこと。前走は3勝クラスで14着に大敗していただけに当然の軽ハンデではあるが、1勝目が51㎏、2勝目が52㎏という軽い斤量で挙げられたものから見ても、これは最重要ポイントとして挙げられる。