高校サッカーにおいて強豪ひしめく浦和の地で、さいたま市立浦和高等学校(以下、市立浦和)サッカー部は強豪として名高い。全国高等学校サッカー選手権大会は出場回数で埼玉のトップとなる14回、そして4度の優勝という実績を持つ。初出場は1959年にまでさかのぼり、直近では2013年に出場した。
昌平、西武台、正智深谷、浦和南とサッカーに力を入れる高校が多く、県の代表となるために頭一つ飛び出すのは至難の技でもある。
市立浦和には、入学を熱望する生徒が後をたたない。2019年から監督に就任し3年目となる大野恭平監督は、1996年度の大会で全国ベスト8へ進出した際のキャプテンも務めていた監督であり、母校の全国大会出場へ向けて意欲を燃やす。
そんな中、市立浦和サッカー部にとって、今後、良い影響をもたらすであろう、出来事があった。2021年、公立校としては2例目の人工芝グラウンドが完成したのだ。
元は土のグラウンドで活動していた同校だが、住宅街に位置しており、風で舞う土埃に悩まされていた。OB会と共に3年以上前から人工芝への変更が持ち上がり、行政へ働きかけ、昨年1月末より人工芝・ドリームターフの張り替えに着工、5月にグラウンドのみ、8月には周辺工事が完了した。
これは、サッカー部の大きなモチベーションとなっている。大野監督は、日常の練習において「パスで細かく繋ぎ、ゴールへ向かっていくというスタイルのチームなので、パスの精度が上がることは何よりのメリットです。以前はでこぼこでイレギュラーは当たり前だったのですが、今はそれがなくなり、スピードあるパスを精度高く出せるようになったので、求めるレベルがより高くなりました」とメリットを語る。
昌平、西武台、正智深谷、浦和南とサッカーに力を入れる高校が多く、県の代表となるために頭一つ飛び出すのは至難の技でもある。
市立浦和には、入学を熱望する生徒が後をたたない。2019年から監督に就任し3年目となる大野恭平監督は、1996年度の大会で全国ベスト8へ進出した際のキャプテンも務めていた監督であり、母校の全国大会出場へ向けて意欲を燃やす。
そんな中、市立浦和サッカー部にとって、今後、良い影響をもたらすであろう、出来事があった。2021年、公立校としては2例目の人工芝グラウンドが完成したのだ。
元は土のグラウンドで活動していた同校だが、住宅街に位置しており、風で舞う土埃に悩まされていた。OB会と共に3年以上前から人工芝への変更が持ち上がり、行政へ働きかけ、昨年1月末より人工芝・ドリームターフの張り替えに着工、5月にグラウンドのみ、8月には周辺工事が完了した。
これは、サッカー部の大きなモチベーションとなっている。大野監督は、日常の練習において「パスで細かく繋ぎ、ゴールへ向かっていくというスタイルのチームなので、パスの精度が上がることは何よりのメリットです。以前はでこぼこでイレギュラーは当たり前だったのですが、今はそれがなくなり、スピードあるパスを精度高く出せるようになったので、求めるレベルがより高くなりました」とメリットを語る。