2022年のF1世界選手権は例年どおりに3月終盤に開幕するが、各チームはウインターブレイクもそこそこに、すでに忙しく準備を進めている。
【動画】自己最高の4位フィニッシュを飾った角田裕毅のオンボードカメラ映像
今季より施行される新レギュレーションに合わせた新型マシンのお披露目は各チーム来月に控えており、そのマシンの性能を確認するための合同テストは2月23日~25日にバルセロナ(カタロニア・サーキット)、3月11日~13日にサクヒール(バーレーン・インターナショナル・サーキット)と、今年は2回に分けて行なわれることとなる。
しかし、それ以前にも各チームはプライベートテストを実施する予定であり、アルファタウリは1月25日~27日にイタリア・イモラでこれを行なうことになると、オランダのモータースポーツ専門メディア『RN365』がチームのスポークスマンからの情報であるとして報じている。
これには、ピエール・ガスリー、角田裕毅の両レギュラードライバーが参加するとのことであり、ここでは一昨季の車である「AT01」を使用することになるという。なお、新型マシンは前述の2回の合同テストの他、PR用の動画撮影のための走行(走行距離が100kmに指定され、特別なタイヤの着用が義務付けられる)でのみ使用が可能である。
新車の発表はまだだが、チーム、ドライバーがサーキットに戻って来るということで、いよいよ新シーズンの幕開けを感じさせる。そして、昨季はチーム史上(トロロッソ時代を含む)最高の成績(ポイント獲得数)を残すなど飛躍したイタリアのチームは、新たなレギュレーションを味方にして、引き続き高いポテンシャルを秘めた車を開発し、能力のある2人のドライバーが好パフォーマンスを披露できるかどうか、興味も膨らむ一方だ。
このチームのメカニカルな部分については、専門メディア『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』がポジティブな展望を示しているが、その理由として今季は“姉妹チーム”であるレッドブルから、ギアボックス、リアサスペンションを採用することが決定してことを挙げる。フラットボトムによる空力面の事情からレッドブル仕様を使用しなかった昨季から、「今季は良い習慣に戻る」(同メディア)ということだ。
昨季、角田はリアのグリップ不足に苦しむことが多々あったが、この変更がいかに改善されるかが非常に気になる。レッドブルと同じ風洞を使用して開発された車は、同じパーツを使用するのがより効果的のようだが、フロントサスペンションについては3年間の試行錯誤の末にアルファタウリのオリジナル製であるという。
レッドブルの「2軍チーム」ではなく、独立したコンストラクターズとして歩みを続けているチームについて、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、「改善を重ねながら、順調に進んでいる」と手応えを感じているが、これが好結果に繋がるか、期待を持って見守りたいところだ。
なお、アルファタウリ以外には、フェラーリも25日から4日間、本拠地マラネッロで昨季の車「SF21」を使用してプライベートテストを実施することが明らかになっており、ここにはシャルル・ルクレール、カルロス・サインツのレギュラードライバーの他、テストドライバーのロバート・シュワルツマンも参加するという。
構成●THE DIGEST編集部
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今季より施行される新レギュレーションに合わせた新型マシンのお披露目は各チーム来月に控えており、そのマシンの性能を確認するための合同テストは2月23日~25日にバルセロナ(カタロニア・サーキット)、3月11日~13日にサクヒール(バーレーン・インターナショナル・サーキット)と、今年は2回に分けて行なわれることとなる。
しかし、それ以前にも各チームはプライベートテストを実施する予定であり、アルファタウリは1月25日~27日にイタリア・イモラでこれを行なうことになると、オランダのモータースポーツ専門メディア『RN365』がチームのスポークスマンからの情報であるとして報じている。
これには、ピエール・ガスリー、角田裕毅の両レギュラードライバーが参加するとのことであり、ここでは一昨季の車である「AT01」を使用することになるという。なお、新型マシンは前述の2回の合同テストの他、PR用の動画撮影のための走行(走行距離が100kmに指定され、特別なタイヤの着用が義務付けられる)でのみ使用が可能である。
新車の発表はまだだが、チーム、ドライバーがサーキットに戻って来るということで、いよいよ新シーズンの幕開けを感じさせる。そして、昨季はチーム史上(トロロッソ時代を含む)最高の成績(ポイント獲得数)を残すなど飛躍したイタリアのチームは、新たなレギュレーションを味方にして、引き続き高いポテンシャルを秘めた車を開発し、能力のある2人のドライバーが好パフォーマンスを披露できるかどうか、興味も膨らむ一方だ。
このチームのメカニカルな部分については、専門メディア『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』がポジティブな展望を示しているが、その理由として今季は“姉妹チーム”であるレッドブルから、ギアボックス、リアサスペンションを採用することが決定してことを挙げる。フラットボトムによる空力面の事情からレッドブル仕様を使用しなかった昨季から、「今季は良い習慣に戻る」(同メディア)ということだ。
昨季、角田はリアのグリップ不足に苦しむことが多々あったが、この変更がいかに改善されるかが非常に気になる。レッドブルと同じ風洞を使用して開発された車は、同じパーツを使用するのがより効果的のようだが、フロントサスペンションについては3年間の試行錯誤の末にアルファタウリのオリジナル製であるという。
レッドブルの「2軍チーム」ではなく、独立したコンストラクターズとして歩みを続けているチームについて、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、「改善を重ねながら、順調に進んでいる」と手応えを感じているが、これが好結果に繋がるか、期待を持って見守りたいところだ。
なお、アルファタウリ以外には、フェラーリも25日から4日間、本拠地マラネッロで昨季の車「SF21」を使用してプライベートテストを実施することが明らかになっており、ここにはシャルル・ルクレール、カルロス・サインツのレギュラードライバーの他、テストドライバーのロバート・シュワルツマンも参加するという。
構成●THE DIGEST編集部
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