モータースポーツ

フェルスタッペンの同僚に最適なドライバーは?英メディアが「候補」たちを検証!角田裕毅は「レッドブルの“希望”ではあるが」

THE DIGEST編集部

2022.02.14

連覇を狙うフェルスタッペンに死角はないが、パートナー役のペレスには、多方面から注文がついている。(C)Getty Images

 F1のレッドブル・レーシングは2月9日、本拠地であるイギリス・ミルトンキーンズで2022年型の新車「RB18」を公開。クリスチャン・ホーナー代表の他、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスの両ドライバーもこの発表イベントに参加した。

【関連動画】フェルスタッペンがハミルトンを抜いて初の王者に!F1史に残る劇的なレースになった2021年最終戦のハイライト

 今季は王者の証であるカーナンバー1をつけてこのマシンを駆ることになるフェルスタッペンは「この車がコース上でどのように機能するかを見ることに興奮している。RB18でピットを離れる最初の瞬間が待ち切れない」と語り、ペレスも「新たなシーズンを開始することにとても興奮しており、新しいRB18でコースを走るのが非常に楽しみだ」と、高い期待を示している。

 このオランダ人とメキシコ人のコンビで、レッドブルはドライバーチャンピオンシップの防衛とコンストラクターチャンピオンシップの優勝を目指して史上最多23レースの戦いに臨むことになるが、英国のモータースポーツ専門メディア『THE RACE』はこの2人の組み合わせが最適なものではないと指摘するとともに、他の多くの候補を検証した。
 
 ペレスが十分でない理由として、ナンバー2ドライバーといえどもエースドライバーと同等の順位やポイントを獲得する必要があることを挙げる。その意味で、昨季はペレス同様、メルセデスでルイス・ハミルトンに孤独の戦いを強いたヴァルテリ・ボッタスも失格であるとし、一方でシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリ・コンビは非常にバランスのとれたラインナップと評価する。

 ペレスについて同メディアは、タイヤマネジメントにおいては比類のない存在だとし、アゼルバイジャンGPでの優勝や最終戦アブダビGPでのフェルスタッペンへの援護は見事なものだったと認めるも、彼が予選でスポットライトを浴びることはめったになく、それが決勝レースのパフォーマンスやチームプレーにも悪影響を及ぼしたと指摘。彼とフェルスタッペンでは、ジョージ・ラッセルを迎え入れたメルセデスやフェラーリ相手にコンストラクターズランキングのトップに立つのは容易でないという。