米国インディカーレースの元チャンピオンで、ドライバーとしてF1にも参戦したことがあり、現在は名門チーム「アンドレッティ・オートスポーツ」を率いるマイケル・アンドレッティが、2024年のF1参戦を目指し、国際自動車連盟(FIA)にエントリー申請したことが明らかになった。
インディカーシリーズだけでなく、アメリカン・ルマンシリーズ、フォーミュラE、ラリークロスなどにも参戦しているアンドレッティは昨年、F1のアルファロメオの買収を狙って運営元のザウバーと交渉を進めたものの決裂。しかし、これで諦めることはなく、新チーム「アンドレッティ・グローバル」を立ち上げ、2月18日にF1、インディの両方でワールドチャンピオンに輝いた父親マリオが、申請を行なったという。
現在59歳のアンドレッティは現役時代、1991年にCARTインディカー・ワールドシリーズを制し、93年にアイルトン・セナのチームメイトとして名門マクラーレン・フォードのシートを得た。しかし、様々な理由でF1に適応できず、開幕から4戦連続リタイヤ(シーズン合計では7戦)を喫し、ポイント獲得は3戦のみ。13戦目のイタリア・グランプリでようやく表彰台(3位)に上がったが、この直後に契約解除を申し出て、母国レースに復帰した。
ドライバーとしては得られなかった成功を、チーム監督として狙うチャンスを得られるかどうかについては、FIAが現時点で新規参入者の受け入れに消極的であること、またコンコルド協定が定める2億ドル(約230億円)という巨額のエントランスフィーの支払い義務が大きなポイントのひとつとなるが、アンドレッティ側は「全ての条件は満たしている」と自信を窺わせている。
ハースに続いての米国籍チームの参戦が実現すれば、現在、自チームでインディカーシリーズに参戦し、21歳ですでに優勝経験のある米国人の2世ドライバー、コルトン・ハータを起用する意志を見せるなど、具体的な構想も明かしているアンドレッティだが、F1側からは様々な反応が示されている。
明らかに歓迎していないのはメルセデスのトト・ヴォルフ代表で、「アンドレッティは確かに名門であり、またF1にとっては米国の市場も重要だ」と認めながらも、「F1は10チームで十分だ。それ以上増えれば、収入が減ることになる」と語っている。彼はまた、他のチームの分け前を保証するという意味合いを持つエントランスフィーを、アンドレッティがすでに調達済みだとしても、それだけでは不十分だという。
インディカーシリーズだけでなく、アメリカン・ルマンシリーズ、フォーミュラE、ラリークロスなどにも参戦しているアンドレッティは昨年、F1のアルファロメオの買収を狙って運営元のザウバーと交渉を進めたものの決裂。しかし、これで諦めることはなく、新チーム「アンドレッティ・グローバル」を立ち上げ、2月18日にF1、インディの両方でワールドチャンピオンに輝いた父親マリオが、申請を行なったという。
現在59歳のアンドレッティは現役時代、1991年にCARTインディカー・ワールドシリーズを制し、93年にアイルトン・セナのチームメイトとして名門マクラーレン・フォードのシートを得た。しかし、様々な理由でF1に適応できず、開幕から4戦連続リタイヤ(シーズン合計では7戦)を喫し、ポイント獲得は3戦のみ。13戦目のイタリア・グランプリでようやく表彰台(3位)に上がったが、この直後に契約解除を申し出て、母国レースに復帰した。
ドライバーとしては得られなかった成功を、チーム監督として狙うチャンスを得られるかどうかについては、FIAが現時点で新規参入者の受け入れに消極的であること、またコンコルド協定が定める2億ドル(約230億円)という巨額のエントランスフィーの支払い義務が大きなポイントのひとつとなるが、アンドレッティ側は「全ての条件は満たしている」と自信を窺わせている。
ハースに続いての米国籍チームの参戦が実現すれば、現在、自チームでインディカーシリーズに参戦し、21歳ですでに優勝経験のある米国人の2世ドライバー、コルトン・ハータを起用する意志を見せるなど、具体的な構想も明かしているアンドレッティだが、F1側からは様々な反応が示されている。
明らかに歓迎していないのはメルセデスのトト・ヴォルフ代表で、「アンドレッティは確かに名門であり、またF1にとっては米国の市場も重要だ」と認めながらも、「F1は10チームで十分だ。それ以上増えれば、収入が減ることになる」と語っている。彼はまた、他のチームの分け前を保証するという意味合いを持つエントランスフィーを、アンドレッティがすでに調達済みだとしても、それだけでは不十分だという。