激しいウクライナ侵攻を続けるロシアに対して、スポーツ界からは「戦争反対」の声が上がり続けている。そのなかでも、SNSを通じて積極的な発信をしているのが、東京五輪柔道女子48キロ級銅メダリストのダリア・ビロディド（ウクライナ）だ。

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　現地時間２月27日に更新した自身のインスタグラムでは、「私たちのウクライナ領土がロシア軍に攻撃された」として、改めて母国の現状を報告。続く文面には「彼らが爆撃し、人々を殺している。私の家と愛するキエフを奪った」と悲惨の状況を記している。

「人々はシェルターや地下鉄に隠れ、そこで出産している女性もいる。家もなく空腹で、自分とその子どもを救うのにどこへ逃げればいいのかがわからないの」
  　さらに「私たちはこれに値するのだろうか？」と問いかけたビロディドは、「決してあなたたちを許さない」とロシアへ怒りを投げかけ、「あなたとその子どもたちも恥を背負って生きていく。全世界があなたを憎んでいる！」と吐露。そして最後は祖国へ次のメッセージを送った。

「ウクライナ軍へ感謝の意を表したい。私たちを守り、最後まで戦い、我々の生命と独立を守ってくれてありがとう！ あなたたちはヒーローだ。私たちは最後まで一緒にいる。諦めない！ ウクライナに栄光あれ！」

　攻撃が始まった24日にも、「私たちは平和を望んでいる」「キエフでの銃撃で午前６時に目を覚ました」などと投稿していたビロディド。しかし、いまもウクライナ各地で攻防が続いており、まだ緊迫した状況は続きそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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