バレーボール

【男子バレー】初スタメン宮浦健人が20得点も日本は2-3で米国に敗北。敵将も「非常に良いプレーをしていた」と賛辞!

THE DIGEST編集部

2022.06.11

新チームとなって初の国際試合に挑む日本選手たち。米国戦は宮浦(右)がチーム最多得点を生み出した。(C)Getty Images

 現地時間6月10日、ブラジルで開催されているバレーボールの国際大会『ネーションズリーグ』で、男子日本代表はセットカウント2-3で米国に逆転負けを喫した。

 東京五輪で29年ぶりのベスト8進出を果たした龍神NIPPONは、宮浦健人と大塚達宣を今大会初のスタメン起用し臨んだ。チームの期待に応えるように宮浦は序盤から攻め、チーム最多の8得点をマークし第1セットを奪った。ところが日本のスパイクに対応された第2、3セットを落とし逆転を許した。

【動画】フルセットの末に敗退。米国戦のハイライトをチェック

 後がなくなった日本は第4セット開始から主将の石川祐希を投入。終盤まで一進一退の攻防を続け28-26でこのセットを奪いフルセットへ持ち込んだが、最終セットは9-15とあっさりと奪われ、今大会初の黒星を喫した。
 
 ゲームを通して20得点を挙げた宮浦は、「自分の力を出すことを意識して臨んで、チームのために勝利に貢献したかった部分はあるんですけど、結果として負けてしまった」と試合後に悔しさを滲ませた。そして「自分のなかでたくさん課題も見つかった。次に向けてその課題をつぶして準備していきたい」と語っている。
 
 また12日のイラン戦に向けては、「イランはアジアのライバルでもあるので、かなり厳しい戦いにはなると思うのですが、またチーム一丸となって戦っていきたい」と意気込んだ。

 惜しくも敗れた日本チームだが、米国を率いるジョン・スペロー監督は「日本は第1セットで非常に良いプレーをしていた。サーブがとてもよく、素晴らしいディフェンスプレーもあった。そしてパスもほぼ完璧だった」と米国バレーボール協会の公式サイトで称賛している。

 現在、日本は2勝7ポイントで16チーム中3位につけている。監督が代わるなど、新チームとして生まれ変わった龍神NIPPON。2年後のパリ五輪でメダル獲得を見据え、今後どのような攻防を披露してくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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