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格闘技・プロレス

井上尚弥や井岡一翔に完敗でピンチに!? フィリピン紙がドネアら相次ぐ敗戦に嘆き「謎めいたカシメロは――」

THE DIGEST編集部

2022.07.15

ドネアを力で圧倒した井上。この試合内容はフィリピン国内で今も衝撃を広げている。(C)AFP/AFLO

ドネアを力で圧倒した井上。この試合内容はフィリピン国内で今も衝撃を広げている。(C)AFP/AFLO

 エース、あるいはエース候補と言われた猛者たちの相次ぐ敗戦に、フィリピンのボクシング界が揺れている。

 去る7月10日、WBC世界フェザー級タイトルマッチで、王者マーク・マグサヨ(フィリピン)は、元WBC世界スーパーバンタム級王者で同級1位レイ・バルガス(メキシコ)に1-2の判定で惜敗。自身初の防衛にあえなく失敗した。

 次世代エースとも言われた27歳の敗北は、奇しくもフィリピン・ボクシング界の世代交代の失敗を印象付けてしまった。なぜなら、彼の王座陥落によって世界王者が国内から皆無となったのだ。

 直近でいえば、ノニト・ドネアとドニー・ニエテス(ともにフィリピン)の王座挑戦は、日本でも話題となった。前者は井上尚弥(大橋)とバンタム級3団体統一戦を、後者は井岡一翔(志成)とWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチにそれぞれ臨んだが、いずれも完敗だった。とりわけドネアはわずか264秒でのTKO負けとあって、その衝撃はかなりのものがあった。
 
 ドネアが敗れたバンタム級では、ジョン・リエル・カシメロ(フィリピン)もWBOのベルトを保持していた。だが、彼は度重なる自身の失態によって今年4月に王座を剥奪されてしまう。いまやベルト戦線に復帰できるかどうかも怪しい状況だ。

 そうした国内戦士たちの相次ぐ不調を地元メディアも嘆く。フィリピン紙『Inquirer』は、「フィリピンはボクシング界で長く、そして豊かな歴史を持っている」と元世界6階級王者であるマニー・パッキャオの存在を強調したうえで、こう記した。

「しかし、いまやフィリピンの戦士たちは世界を支配することなく王座から退いている。謎めいたカシメロは2度のタイトルマッチの放棄により、自らのベルトを失わざるを得なかった。そしてドネアはパウンド・フォー・パウンドでもトップに君臨するイノウエを前に敗れ、フィリピンのボクシング界は悲惨な運命を辿った」

 群雄割拠のボクシング界で、実力を発揮しきれずにいるフィリピン勢。パッキャオのような伝説級の名手を輩出してきた“格闘技大国”は、この逆境をいかに乗り越えるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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