専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

個人総合初Vの橋本大輝を海外メディアが絶賛!五輪との2冠に「ウチムラの後継者だ」【世界体操】

THE DIGEST編集部

2022.11.06

世界選手権の個人総合で金メダルに輝いた橋本(左)と銅メダルを獲得した谷川航(右)。(C)Getty Images

世界選手権の個人総合で金メダルに輝いた橋本(左)と銅メダルを獲得した谷川航(右)。(C)Getty Images

 若き世界王者が誕生した。

 イギリス・リバプールで開催されている体操世界選手権で、現地時間11月4日の男子個人総合決勝で、日本の橋本大輝が初優勝。6種目合計87・198点で、昨年の東京五輪に続き頂点に立った。

 日本勢が同種目を制したのは、2015年、当時6連覇を成し遂げた内村航平以来、五輪との両大会制覇もレジェンドに続いて、日本人2人目の快挙だ。五輪王者として挑んだ昨年は準優勝という結果に終わるも、今回見事にリベンジを果たした21歳には、世界各国のメディアから喝采が送られている。

 欧州のスポーツ情報を扱う『EURO SPORT』でもこの快挙を報じており「ダイキ・ハシモトは、世界選手権で金メダルを獲得し世界最高の男子体操選手としての地位を確固たるものにした」と評した。

 さらに同メディアは、「この日本のスターは、ライバルであるチャン(中国)を抑えて東京オリンピックのタイトルに匹敵する世界初の金メダルに輝いた」として、前回大会を制し今回も金メダルを争った張博恒との関係にも触れており、「2009年から2015年にかけて前人未到の6連覇を達成した伝説の選手、コウヘイ・ウチムラの後継者としてこの21歳は広く脚光を浴びている」と称えた。
 
 また米放送局『NBC Sport』では、「2019年に高校生で世界選手権デビューを果たしたハシモトは、体操界のアイドルである世界総合6連覇のコウヘイ・ウチムラの後を継ぎ、王者として君臨している」と期待を記した。

 ほかにも「2人の兄に続いて体操の世界に入り、トレーニングに貪欲なことでコーチから『無限のスタミナ』という異名も与えられている」と新王者を紹介。さらに橋本本人による「彼(張博恒)との争いはモチベーションになった」と戦い終えての感想も添えたうえで、「今後このスポーツをリードしていくであろう二人の争いが繰り広げられた」と今大会を振り返った。

 史上最年少で金メダルに輝いた東京から1年余りを経て、再び世界の頂点に登り詰めた橋本。21歳のチャンピオンは今後長きに渡り、「体操ニッポン」の新しいシンボルとして、眩い輝きを放つ存在となることは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「シブノは日本のスーパースターだ」“人気者”渋野日向子に元全米女王も驚愕!日本の観客マナーに称賛の声も

【関連記事】「想像の上をいく」羽生結弦の単独アイスショーに“同業”の無良崇人も感嘆!「ワンマンショーであのクオリティ!」

【関連記事】「忘れてはいけない存在」伊メディアが高梨沙羅を“7強”に! 一方で「圧倒的な強さはなくなった」と課題も指摘
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号