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格闘技・プロレス

「イノウエは最高傑作だ」井上尚弥の“凄み”を米識者が指摘! 伝説の戦士たちとの比較も展開「謙虚で礼儀正しく、物静か」

THE DIGEST編集部

2022.11.17

文字通り敵なしの強さをリング上で見せつけてきた井上。その強さに米メディアで賛辞が収まる気配がない。(C)Getty Images

文字通り敵なしの強さをリング上で見せつけてきた井上。その強さに米メディアで賛辞が収まる気配がない。(C)Getty Images

 規格外の強さを誇る「モンスター」に熱視線が注がれている。

 現地時間11月15日、米ボクシング専門サイト『Boxing News 24』は、WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)に関する特集を掲載。23戦無敗(20KO)という文字通り敵なしのプロキャリアを振り返るとともに、「“モンスター”というニックネームにふさわしい!」と、圧倒的強さに称賛を送っている。

 記事を執筆したステファン・ラドサヴリェヴィッチ氏は、過去のファイトを回想し、「バンタム級での活躍は、少なくとも現時点で最高傑作だろう」と記述。技術面に関しても「パワーがある」と絶賛し、「イノウエは優れたタイミングとカウンターパンチの技術を持つ、バランスの取れたファイターだ」と“凄み”を表現した。

 加えて、「イノウエが素晴らしいのは、まだまだ向上し続けていることだ」としたラドサヴリェヴィッチ氏は、「これまで多くの偉大なチャンピオンがそうであったように、彼はボクシングを簡単なものに見せた」と強調。そして、井上のパーソナリティーをふまえて次のように断言した。
 
「彼は謙虚で礼儀正しく、物静かだ。どこかジョー・ルイス、ロッキー・マルシアノ(ともに米国)といった伝説の選手を思い起こさせる」

 来る12月13日には、東京・有明アリーナでWBO王者ポール・バトラー(英国)と4団体統一戦を行なう井上。この大一番に向けて、「リング内外で大きな欠点が見当たらない」と分析した同サイトは、「バトラーとの一戦でも優勢だ」と指摘。続けざまに、「まだ29歳で、これからも良いボクシングの試合をたくさん見せてほしい」と期待を寄せた。

 また、同メディアはバトラー戦後の見通しとして、スーパーバンタム級へ昇級する可能性にも言及。体格面で不利になる見方を示しつつも、「上の階級で今のパワーを維持できれば、何が起こるかわからない」と指摘。その実力を未知数としながらも、やはり井上が持つ特大のポテンシャルに期待をせずにはいられない様子だ。

構成●THE DIGEST編集部

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