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ラグビー

「思い切ったプレーができる」好調クボタを支える有望ヤングガンズが語る快進撃の要因とは――【ラグビー】

吉田治良

2023.01.15

好調クボタを支えるWTB木田。NEC相手に2トライを挙げ、勝利に貢献した。写真:産経新聞社

好調クボタを支えるWTB木田。NEC相手に2トライを挙げ、勝利に貢献した。写真:産経新聞社

 1月14日に行なわれた2022-23シーズンのラグビーリーグワン・ディビジョン1第4節、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ対NECグリーンロケッツ東葛の一戦は、40-7で昨季3位のスピアーズが勝利した。

 開幕戦で昨季準優勝の東京サントリーサンゴリアスを撃破したスピアーズ。これまで苦手としてきた“天敵”から、実に18年ぶりとなる勝利を飾って一気に勢いづいた印象だ。
 
 南アフリカ代表のSHファフ・デクラークが加入した横浜キヤノンイーグルスとの第2節は、残り8分で10点差を追いついてドローに持ち込むと、前節は昇格組の花園近鉄ライナーズを77-12で粉砕。3節終了時でリーグ最多の135得点をマークし、昨季王者・埼玉パナソニックワイルドナイツに2ポイント差の2位と順調なスタートを切っていた。
 
 しかし、ビジター3連戦を2勝1分けで乗り切り、迎えた今季初のホームゲーム、本拠地・江戸川陸上競技場でのグリーンロケッツ戦は、昨季入れ替え戦の末に辛くもディビジョン1残留を果たしたチームを相手に、前半は思わぬ苦戦を強いられる。

 開始3分にWTB木田晴斗のゲインからSH谷口和洋につないで幸先良く先制トライを奪ったものの、17分にラインアウトからモールを押し込まれてFL亀井亮依にトライを許し、コンバージョンゴールで追いつかれると、その後もグリーンロケッツの粘り強いディフェンスに苦しみ、なかなか追加点を奪えない。小雨の降るピッチコンディションにも影響され、単純なハンドリングエラーやセットピースでの軽率なペナルティも少なくなかった。

 それでも、今季のスピアーズは一味違う。我慢の時間帯をしのぐと、前半終了間際に密集から再び谷口が巧みにスペースを突いて勝ち越しトライ。さらにハーフタイムを挟んで修正を施した後半に4トライを重ねて、グリーンロケッツを突き放した。
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