クラシックの第一関門となる皐月賞(GⅠ、中山・芝2000m)が16日に行なわれ、単勝2番人気に推されたソールオリエンス(牡3歳/美浦・手塚貴久厩舎)が豪快な追い込みで優勝。デビューから無敗の3連勝で一冠目を制した。2着には5番人気のタスティエーラ(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)が入り、1番人気のファントムシーフ(牡3歳/栗東・西村真幸厩舎)は3着に敗れた。
土曜日の未明から断続的に降り続けた雨の影響が残って、中山・芝コースの馬場状態は「重」。内ラチ沿いはかなり荒れている様子が見て取れ、外を通った差し馬が有利なトラックバイアスが生じていることはファンの目にも明らかだった。問題はどの馬が「伸びるレーン」を駆け上がるか、その点に興味が絞られた。
予想外だったのは、ペースがかなり速くなったこと。グラニット(牡3歳/美浦・大和田成厩舎)が逃げると、3番人気に推されていたベラジオオペラ(牡3歳/栗東・上村洋行厩舎)が外から2番手へと上がり、武豊騎手が乗っての兄弟タッグが注目されたタッチウッド(牡3歳/栗東・武幸四郎厩舎)も積極的に追走。
どの馬も行く気に任せたスムーズな追走ぶりと見えたが、実際は1000mの通過ラップが58秒5という、重馬場にしてはかなりのハイペースを刻んでいた。明らかに先行馬には苦しい展開だ。
そんな急流のなか、タスティエーラは6番手に付け、4番人気のフリームファクシ(牡3歳/栗東・須貝尚介厩舎)、ファントムシーフは馬群の中団を進み、落ち着いたスタートを切ったソールオリエンスは“馬なり”で後方15番手を進んだ。
3コーナーから中団以後に位置した馬も仕掛け始める一方、先へ行った馬のなかにはオーバーペースも堪えてか、手応えが怪しくなる馬が出始める。そのなかにはベラジオオペラが含まれていた。
直線に入るとタッチウッドが先頭をうかがうが、先行集団から抜け出してきたタスティエーラが先頭に躍り出る。あと1ハロンと懸命に逃げ込みを図るが、その外から1頭だけ他馬とまったく違う脚で追い込んで来たのが、第4コーナーで馬群の大外を通ってほぼ最後方から伸びてきたソールオリエンス。信じ難い切れ味で一気に馬群を飲み込むと、タスティエーラに1馬身1/4差をつけて圧勝を飾った。
土曜日の未明から断続的に降り続けた雨の影響が残って、中山・芝コースの馬場状態は「重」。内ラチ沿いはかなり荒れている様子が見て取れ、外を通った差し馬が有利なトラックバイアスが生じていることはファンの目にも明らかだった。問題はどの馬が「伸びるレーン」を駆け上がるか、その点に興味が絞られた。
予想外だったのは、ペースがかなり速くなったこと。グラニット(牡3歳/美浦・大和田成厩舎)が逃げると、3番人気に推されていたベラジオオペラ(牡3歳/栗東・上村洋行厩舎)が外から2番手へと上がり、武豊騎手が乗っての兄弟タッグが注目されたタッチウッド(牡3歳/栗東・武幸四郎厩舎)も積極的に追走。
どの馬も行く気に任せたスムーズな追走ぶりと見えたが、実際は1000mの通過ラップが58秒5という、重馬場にしてはかなりのハイペースを刻んでいた。明らかに先行馬には苦しい展開だ。
そんな急流のなか、タスティエーラは6番手に付け、4番人気のフリームファクシ(牡3歳/栗東・須貝尚介厩舎)、ファントムシーフは馬群の中団を進み、落ち着いたスタートを切ったソールオリエンスは“馬なり”で後方15番手を進んだ。
3コーナーから中団以後に位置した馬も仕掛け始める一方、先へ行った馬のなかにはオーバーペースも堪えてか、手応えが怪しくなる馬が出始める。そのなかにはベラジオオペラが含まれていた。
直線に入るとタッチウッドが先頭をうかがうが、先行集団から抜け出してきたタスティエーラが先頭に躍り出る。あと1ハロンと懸命に逃げ込みを図るが、その外から1頭だけ他馬とまったく違う脚で追い込んで来たのが、第4コーナーで馬群の大外を通ってほぼ最後方から伸びてきたソールオリエンス。信じ難い切れ味で一気に馬群を飲み込むと、タスティエーラに1馬身1/4差をつけて圧勝を飾った。