９月28日、国内メジャー大会『日本女子ゴルフオープン選手権』が開幕。その初日に２人のゴルファーが距離計測器を複数回使用したことで失格となった。韓国出身でツアー通算25勝を誇る全美貞と、プロテスト合格を目指す24歳の木村円だ。

　彼女らは日本ゴルフ協会（JGA）のハードカード9項（規則4.3）に違反したという。その内容は、「ラウンド中、プレーヤーは電子的な距離計測器を使用して距離情報を得てはならない」と定められているものだ。JGAが主催の今大会は、１回の使用でペナルティが科され、複数回の使用で失格となるなか、２人ともスタートホール中にこれが発覚し、姿を消した。
  　まさかの出来事に「プロなら試合前に確認しておくべき」「気の毒ではありますが明確なルール違反です」「情けない」「少しお粗末ですね。ルールはルールなので守りましょう」などと批判の声があがる一方で、ルールに異議を唱える人も多くいる。

「禁止する理由がわからない」「世界が距離計OKのながれだと思うので、何をこだわって禁止にしているのか理解に苦しむ」「プレーファーストのために測定機器は認めるべき」

　実際JLPGAが主催する大会では距離計測器の使用は認められているが、今回はJGAの管轄ということで違反となった２人。とは言えルールがある以上、それに従うしかない。

構成●THE DIGEST編集部

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