現地5月4日(日本時間5日)、プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が米ネバダ州ラスベガスのTモバイルアリーナでWBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)に8回TKO勝ちを収め、4度目の王座防衛を果たした。
【動画】井上尚弥が猛ラッシュでTKO勝ちした瞬間!まさかの“ダウン”を喫した実際の映像
1回は左ジャブで相手の動きを見ながら接近していた井上。しかし、2回に信じられないシーンが起きる。残り10秒を切ったところで井上が相手の懐に入ったところ、カルデナスの鋭い左フックが井上の顔面を的確に捉え、絶対王者がまさかのダウン。井上はすぐに立ち上がりゴングに救われたが、昨年5月のネリ戦以来プロ2度目のダウンに会場は騒然とした。
父・真吾トレーナーからゲキを飛ばされた井上は気合を入れ直してカルデナスに接近。ジャブ、ストレートなど強いパンチを放つ。4回はお互いパンチを打ち合う刺激的な展開に。カルデナスはガードの上から再びフックを狙うが、それを交わしながら井上はワンツー、フック、ストレートと多彩な攻撃でカルデナスを追い込む。
カルデナスのパンチに徐々に慣れてきた5回、井上はボディに重いパンチをコツコツと打ち込みながらダメージを蓄積させる。ギアを上げてきた6回、井上の鋭い左ストレートがカルデナスの顔面を捉えてスピードが落ちるとみるや、一気に畳みかけてコーナーに追い込む。井上の激しいラッシュにカルデナスは意地で耐える。
迎えた7回、ラスト20秒過ぎに井上の右が炸裂しカルデナスをダウンさせる。そして8回に井上が猛連打を浴びせたところで、ついにレフェリーストップ。一度はダウンを喫したが、総合力で勝る井上が王者たる強さを見せつけた。
戦績は井上が30勝(27KO)、カルデナスが26勝(14KO)2敗。井上は世界戦11連続KOとし、世界戦でのKO勝利数は驚異の「23」まで伸ばし、伝説の世界ヘビー級王者であるジョー・ルイス(米国)を超えて歴代単独最多に躍り出た。
4年ぶりに凱旋したボクシングの“聖地”でモンスターが怪物たる強さを示した。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】井上尚弥が「5回KO勝ち」米放送局が予想「どちらが勝つか疑うべくもない」カルデナスは「12ラウンドも耐え抜くとは思えない」
【記事】「めちゃくちゃ羨ましい!」世界戦を控えた井上尚弥が現地ファンにサインの“神対応”! 本人はまさかの他人事「まじか…」
【記事】ラスベガス決戦まであと5日…井上尚弥の歴代壮絶KOが米国で再脚光。悪童狩りは「真の捕食者」と驚嘆
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1回は左ジャブで相手の動きを見ながら接近していた井上。しかし、2回に信じられないシーンが起きる。残り10秒を切ったところで井上が相手の懐に入ったところ、カルデナスの鋭い左フックが井上の顔面を的確に捉え、絶対王者がまさかのダウン。井上はすぐに立ち上がりゴングに救われたが、昨年5月のネリ戦以来プロ2度目のダウンに会場は騒然とした。
父・真吾トレーナーからゲキを飛ばされた井上は気合を入れ直してカルデナスに接近。ジャブ、ストレートなど強いパンチを放つ。4回はお互いパンチを打ち合う刺激的な展開に。カルデナスはガードの上から再びフックを狙うが、それを交わしながら井上はワンツー、フック、ストレートと多彩な攻撃でカルデナスを追い込む。
カルデナスのパンチに徐々に慣れてきた5回、井上はボディに重いパンチをコツコツと打ち込みながらダメージを蓄積させる。ギアを上げてきた6回、井上の鋭い左ストレートがカルデナスの顔面を捉えてスピードが落ちるとみるや、一気に畳みかけてコーナーに追い込む。井上の激しいラッシュにカルデナスは意地で耐える。
迎えた7回、ラスト20秒過ぎに井上の右が炸裂しカルデナスをダウンさせる。そして8回に井上が猛連打を浴びせたところで、ついにレフェリーストップ。一度はダウンを喫したが、総合力で勝る井上が王者たる強さを見せつけた。
戦績は井上が30勝(27KO)、カルデナスが26勝(14KO)2敗。井上は世界戦11連続KOとし、世界戦でのKO勝利数は驚異の「23」まで伸ばし、伝説の世界ヘビー級王者であるジョー・ルイス(米国)を超えて歴代単独最多に躍り出た。
4年ぶりに凱旋したボクシングの“聖地”でモンスターが怪物たる強さを示した。
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