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格闘技・プロレス

新日本、強い棚橋弘至が帰って来た!鷹木信悟との激戦を制しNEVER初戴冠。試合後オーカーンが乱入!

どら増田

2021.01.31

棚橋に「愛してます!」の一言を言わせず、オーカーンが奇襲攻撃。1.4のリベンジとNEVERの挑戦を宣言した。(C)新日本プロレス

棚橋に「愛してます!」の一言を言わせず、オーカーンが奇襲攻撃。1.4のリベンジとNEVERの挑戦を宣言した。(C)新日本プロレス

 バックステージで鷹木は「いやあ、やられたね。見事にやられたな、棚橋弘至。絶対、負けたくない、負けられない一戦だったが……やられたよ。こんなこと言ったら柄じゃねえかもしれないけど、俺はうれしかったよ。うれしかった。目の前に、 凄くて、強い棚橋がいたからな。試合中にも、ワクワク、ワクワクしたぞ」と敗れはしたが、強い棚橋を引き出せたことには満足している様子だった。

 続けて「まだまだ俺も修行足んねえな。まあ別にこの1試合で、負けたからって、落ち込むことねえよ。言ってんだろ! 俺のNEVERは、“NEVER BETTER”!常に絶好調だ。いやあ、今日1月だろ。2021年、あと11カ月あるんだ。関係ねえよ、今日の負けなんか。残り11カ月、暴れ龍のごとく!ベルトがあろうがなかろうが、闘ってやるよ。オイ棚橋、俺は執念深いからよ、リング上で『もう1回やろう』って言ったこと、忘れんなよ!出直しだ!」と再戦をアピールすることも忘れなかった。

 オーカーンは「言わなくてもわかんだろ。余は全レスラーを処刑し、全ベルトを支配する。リングで言った通りだ。1度だけで終わると思うなよ。次こそ、蹂躙して、処刑してやる!」と相変わらずの“絶口調”ぶりだった。
 
 棚橋はノーコメントだったが、昨年末の後楽園大会あたりから本来の強さや怖さが戻って来ているのは確かで、体もさらにシェイプアップされて、この日も35分を超えた死闘だったが、まだまだやれるところを見せつけた。

 NEVERは2017年1月5日に前日の東京ドーム大会で内藤哲也が保持していたIWGPインターコンチ王座に挑戦するも敗れた棚橋が、タグチジャパンとして唐突にNEVER6人タッグ王座に挑戦し奪還。その後、インターコンチ王座奪取、翌年にはG1クライマックスに優勝、2年後の1月4日にはIWGPヘビー級王座を奪還するにまで至った縁起のいいブランドだ。

 オーカーンの勢いを今の棚橋なら跳ね返す力が十分にあると言っていいだろう。棚橋の中には常に“怒り”のスイッチが隠されていることを忘れてはならない。コロナ禍で世界中が暗くなってる中、みんなが待っていた強い棚橋弘至が帰って来た。

◆新日本プロレス◆
『THE NEW BEGINNING in NAGOYA』
2021年1月30日
愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
観衆 2126人
▼NEVER無差別選手権試合(60分1本勝負)
<王者>●鷹木信悟(35分40秒 片エビ固め)棚橋弘至○<挑戦者>
※ハイフライフロー
※鷹木が2度目の防衛に失敗、棚橋が第32代王者となる

文●どら増田
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