一方、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「ツノダのスプリントは難しいものとなった。マクラーレンとアストンマーティンの両方に攻撃されたユウキは、バランスの問題によって、この攻撃に対応できなかった」、ブラジルの総合サイト『terra』は「アルファタウリの両ドライバーは、スプリントで良いパフォーマンスを見せられず、問題を嘆いた」と、それぞれ伝えている。

　角田については今週末、アルファタウリのフランツ・トスト代表が「ユウキはシルバーストーン（イギリスGPで）ミスを犯した。彼はそれを承知しており、挽回のために取り組んでいる」と語った他、注目される彼の去就についても、以下のように言及した（フランスのF１専門サイト『AUTO hebdo』より）。

「もし、ユウキがシーズン序盤のような働きを継続できれば、彼には今後も我々と一緒に仕事をするチャンスがある。事故は別として、彼はここまでチームを前進させてきた。全ては彼次第だ。彼は良いパフォーマンスで、証明する必要がある。成功すれば残留し、うまく機能しなければ、チームを去る。それはとてもシンプルなことだ」
  　数々のインシデントや、今予選の最終アタックの一件など、角田にとってはネガティブな出来事が立て続けて起こっており、苦しい状況に置かれているかもしれないが、悪い流れをどこで断ち切ることができるか。17番手スタートとなる今レースが、そのきっかけとなればいいのだが……。

構成●THE DIGEST編集部

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