専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

GⅠレベルの能力を有する7歳ヒシイグアスが載冠に近い!? 騎手リーディングトップ川田将雅を確保した池江厩舎の意気込みも買い【大阪杯】

三好達彦

2023.04.01

 対抗としたいのは2頭だ。まずヴェルトライゼンデは、前走の日経新春杯はもちろん、昨年のジャパンカップ(GⅠ、東京・芝2400m)で勝ち馬と0秒1差の3着に食い込んだ底力を改めて見直したいところ。鞍上にリーディングトップの川田将雅騎手を確保した陣営の意気込みも買いたい。

 2頭目はジャックドール。昨年の札幌記念(GⅡ、札幌・芝2000m)ではパンサラッサをクビ差抑えて優勝した力量は確か。天皇賞・秋(GⅠ、東京・芝2000m)は4着ながら、勝ったイクイノックスとの差は0秒3差しかなかった。ちなみに、本馬の休養明け実績は〔3・0・0・0〕とパーフェクト。自在性に富んだジャックドールだけに、名手・武豊騎手の手綱さばきにも注目だ。

 連下の候補としては、脚部不安による休養明けという要素が気になる牝馬2冠のスターズオンアースをはじめ、暮れの有馬記念(GⅠ、中山・芝2500m)で3着に入り牡馬と互角に戦ったジェラルディーナをまず押さえておきたい。
 
 他では昨年の本レースを制したポタジェ(牡6歳/栗東・友道康夫厩舎)に敬意を表し、阪神コースの実績が〔1・1・1・0〕と秀逸なダノンザキッド(牡5歳/栗東・安田隆行厩舎)も挙げておく。

 最後に“一発”狙いとしてマークしたいのがマテンロウレオ(牡4歳/栗東・昆貢厩舎)。前走の京都記念(GⅡ、阪神・芝2200m)では勝ったドウデュースに離されながらも2着を確保。〔2・1・0・0〕と得意な阪神コースを舞台に、昆貢厩舎-横山典弘騎手の強い絆を持ってどこまで上位陣に迫れるか。大いに期待したい。

文●三好達彦

【関連記事】【高松宮記念】大波乱! 異色の戦歴を持つ12番人気ファストフォースはなぜ29戦目にしてG1初勝利を飾れたのか?

【関連記事】【フェブラリーS】1年の休養を経て4歳から始まった快進撃!名馬を父に持つレモンポップがGⅠ初挑戦・初制覇の快挙

【関連記事】【名馬列伝】M・デムーロを史上初の外国人ダービー騎手に導いたネオユニヴァース。短期騎手免許に特例処置設けたJRAの“粋な”英断
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号