2着のボルドグフーシュ、3着のジェラルディーナはゲートの出が悪いのが課題だが、力は出し切った印象。ちなみに上がり3ハロンの時計を見ると、前者はナンバーワンの35秒2、後者は3番目の35秒7を計時しており、改めて能力の高さを認識させられた。来年の活躍も期待できるだろう。
一方、見せ場さえ作れなかったタイトルホルダーとエフフォーリアは好調時とは程遠い走りで敗れた。前途多難と言わざるを得ないが、これからの立て直しに期待しつつ、来春の走りを見守りたい。
プレビュー記事で”大穴候補”として挙げたイズジョーノキセキ(牝5歳/栗東・石坂公一厩舎)は、単勝13番人気ながら内ラチ沿いで距離損を避けつつ、直線もインを突いて、3着のジェラルディーナとは3/4馬身差の4着に食い込んだ。
これからも人気を背負うことは少ないだろうが、GⅠ中のGⅠである有馬記念でここまで走ったという能力はぜひ記憶しておきたい。
文●三好達彦
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これからも人気を背負うことは少ないだろうが、GⅠ中のGⅠである有馬記念でここまで走ったという能力はぜひ記憶しておきたい。
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