FAの大谷翔平は他球団への移籍が有力とみられており、マイク・トラウトにはトレードの噂が挙がるなど、来季のロサンゼルス・エンジェルスは主力が一変する可能性を秘めている。そんななかエンジェルスの専門サイト『Halo Hangout』は11月５日、来季へ向けた「ドリームエンジェルス、2024年シーズンのラインアップ」と題した記事を配信した。

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「エンジェルスのファンは、今シーズンも不本意な結果に終わり、もう2024年に向けてページをめくっている。多くのことが宙に浮き、来季のロースターがどのようになるのか、想像することすら難しい」と記したうえで、「今回の『夢』のラインナップは、ほぼ間違いなく実現しないだろうが、不可能というわけではない」と、願望を含んだ形でメンバーを構成している。

　同メディアが組んだラインアップには、もちろん「ショウヘイ・オオタニ」が入っている。大谷は多くの試合で起用された「２番・DH」として名を連ねた。「再契約の可能性が小さいのは承知している。ただ、エンジェルスのファンが夢を見るくらいはいいだろう。エンジェルスは確かに契約する最有力チームとみなされていないが、少しくらいチャンスはあるはずだ」と主張した。

　大谷に続く３番は主砲のトラウトだ。シーズン最終盤にトレードの噂が囁かれたが、「今後、エンジェルスが応じる価値のあるトレードができる可能性はほぼゼロだろう。今季、怪我をする前まではパワーを発揮していた」と、来季もエンジェルスでプレーしてほしいと願った。
  　同メディアが記した“夢のラインアップ”は、１番が今季に頭角を現したノーラン・シャヌエル（一塁手）、２番が大谷（DH）、３番がトラウト（中堅手）で、４番にはビッグサプライズとして、シカゴ・カブスからFAになったコディ・ベリンジャー（右翼手）を入れている。

　５番にはブランドン・デュルーリー（二塁手）が入り、６番はミッキー・モニアック（左翼手）、７番がローガン・オホッピー（捕手）、８番がルイス・レンヒーフォ（三塁手）で、９番にザック・ネト（遊撃手）を入れた。

　2019年のMVP受賞者、ベリンジャーを４番に入れた理由は、「エンジェルスがオオタニに補強すると約束している」と見込んでおり、「オーナーのアート・モレノはぜいたく税の基準をオーバーすることを嫌がるが、それがオオタニを残留させる方法なら喜んでそうするだろう」と説いている。

　まさに、専門メディアならではの「夢」を感じさせるトピックだ。何よりも大谷にエンジェルスに居続けてほしいという願望が綴られている。はたして、その想いは現実のものになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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