"史上最高"の代表に、ライバルも戦々恐々としている。
1月26日、日本代表を率いる栗山英樹監督が来たる3月8日に幕が開ける「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」に臨むメンバー30名を正式に発表した。
【画像】WBCに挑む侍ジャパン30名の顔ぶれを厳選PHOTOで一挙紹介!
今月6日に行なわれた記者会見で先行発表されていた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)やダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、村上宗隆(ヤクルト)ら12名に加え、新たに吉田正尚(ボストン・レッドソックス)ら18名が選出。栗山監督が「とにかく世界一になる」と厳選したメンバーは投打ともに豪華な顔ぶれが居並び、ファンや識者の期待も膨らんだ。
過去4大会と見比べても史上最強軍団と呼ぶにふさわしい陣容だ。それだけに侍ジャパンと対峙するライバル国からは、早くも警戒網が敷かれている。とりわけ1次ラウンドの東京プールで対戦する"お隣"韓国からは現状の違いを憂い、悲壮感すら漂っている。
日刊紙『朝鮮日報』は26日の記者会見の様子を「優勝を狙う日本には韓国のことなど関心がなかった」とレポート。そのうえで栗山監督が強調した「世界一」という言葉を切り取り、「質疑応答を見ても日本の指揮官は韓国については一度も触れなかった。もはや眼中にないのかもしれない」と指摘した。
栗山監督が韓国代表について言及しなかったのは、進行上の都合によるところが大きい。だが、日本は「永遠のライバル」と言える相手だけに話題は尽きない。同紙は別の記事で依然としてチームの中枢をベテランが担っている母国代表と、平均年齢が史上最年少となっている日本代表の現状をふまえたうえで、「今回のメンバー構成は日韓両代表における世代交代の現況を象徴的に表している」と言及。そして、こう続けている。
「投手は20代前半から半ばの選手が多く、一定水準の世代交代が進んでいる。だが、野手は、依然として30代半ばのベテランが中心となっている。20代の選手で目立っているのは、イ・ジョンフ、キム・ハソンだけだ。これは韓国野球の未来と国際的競争力の低下を憂いたくなるものだ。
6年ぶりに開催される今大会に向けて日本も、韓国も、全身全霊で準備を進めている。大会の成績が国内リーグの興行成績につながる国民的な大会であるからだ。そのなかで、韓国の目標は準々決勝進出なのに対し、日本は優勝をハッキリと目標に掲げている。そこが両軍の大きな違いである」
早くも話題が尽きない日韓対決。はたして、優勝を占う意味でも重要なマッチアップはいかなる決着を見るのか。3月10日の東京ドームでプレーボールの時を迎える。
構成●THE DIGEST編集部
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今月6日に行なわれた記者会見で先行発表されていた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)やダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、村上宗隆(ヤクルト)ら12名に加え、新たに吉田正尚(ボストン・レッドソックス)ら18名が選出。栗山監督が「とにかく世界一になる」と厳選したメンバーは投打ともに豪華な顔ぶれが居並び、ファンや識者の期待も膨らんだ。
過去4大会と見比べても史上最強軍団と呼ぶにふさわしい陣容だ。それだけに侍ジャパンと対峙するライバル国からは、早くも警戒網が敷かれている。とりわけ1次ラウンドの東京プールで対戦する"お隣"韓国からは現状の違いを憂い、悲壮感すら漂っている。
日刊紙『朝鮮日報』は26日の記者会見の様子を「優勝を狙う日本には韓国のことなど関心がなかった」とレポート。そのうえで栗山監督が強調した「世界一」という言葉を切り取り、「質疑応答を見ても日本の指揮官は韓国については一度も触れなかった。もはや眼中にないのかもしれない」と指摘した。
栗山監督が韓国代表について言及しなかったのは、進行上の都合によるところが大きい。だが、日本は「永遠のライバル」と言える相手だけに話題は尽きない。同紙は別の記事で依然としてチームの中枢をベテランが担っている母国代表と、平均年齢が史上最年少となっている日本代表の現状をふまえたうえで、「今回のメンバー構成は日韓両代表における世代交代の現況を象徴的に表している」と言及。そして、こう続けている。
「投手は20代前半から半ばの選手が多く、一定水準の世代交代が進んでいる。だが、野手は、依然として30代半ばのベテランが中心となっている。20代の選手で目立っているのは、イ・ジョンフ、キム・ハソンだけだ。これは韓国野球の未来と国際的競争力の低下を憂いたくなるものだ。
6年ぶりに開催される今大会に向けて日本も、韓国も、全身全霊で準備を進めている。大会の成績が国内リーグの興行成績につながる国民的な大会であるからだ。そのなかで、韓国の目標は準々決勝進出なのに対し、日本は優勝をハッキリと目標に掲げている。そこが両軍の大きな違いである」
早くも話題が尽きない日韓対決。はたして、優勝を占う意味でも重要なマッチアップはいかなる決着を見るのか。3月10日の東京ドームでプレーボールの時を迎える。
構成●THE DIGEST編集部
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